届かなかったシニア“メジャータイトル” 片山晋呉は後半のミス連発に「まだまだってことです」

AI要約

片山晋呉はシニアオープンで日本タイトルを狙ったが、最終日に優勝を逃し、スコアを崩す原因を追究。

前半はバーディチャンスを逃し、後半は左に曲げ続けてスコアを崩す展開。

片山は課題を修正し、次戦に向けての挑戦を続ける決意を示す。

<日本シニアオープン 最終日◇15日◇千葉カントリークラブ・川間コース(千葉県)◇6811ヤード・パー71>

レギュラーツアーでメジャー7勝を含む通算31勝を誇る片山晋呉。2年目となるシニアツアーの舞台でも日本タイトルを狙ったが、惜しくも栄冠獲得を逃した。

1打差の4位タイで迎えた最終日。前半は幾度となくバーディチャンスにつけるも「あれだけひと筋がずっと続いたら無理でしたね」とカップに嫌われ続け、8番までパーを並べる苦しい展開で首位との差を詰められずにいた。

そんな暗雲ムードを打開したのが9番、10番の連続バーディ。続く11番でボギーを喫したが、12番で獲り返し、一時は優勝戦線へ浮上した。そこからは「(気持ちの変化も)あったけど、ダメでしたね」と流れに乗れず。14番パー3のティショットをグリーン左奥に外すとアプローチが寄らず、パーパットも入らずのボギー。15番でもティショットを左ラフに打ち込み、それから左ラフからなかなか抜け出せずダブルボギーを喫した。

後半は左に曲げ続け、スコアを崩す原因のひとつとなった。ラウンド中に原因を追究し、修正できなかったことに「できないってことはまだまだってことです」と厳しい自己評価をくだす。ホールアウト後、スコアカードの提出を終えると練習器具を持って即座に素振りに向かう姿があった。この課題は次戦に向けての修正点で、シニアの日本タイトル獲得は、10月に持ち越し。百戦錬磨の片山の挑戦はまだまだ続く。(文・高木彩音)