坂本花織、今季初戦3位 フリー3回転ルッツ2本構成で合計199・94点 渡辺倫果8位 

AI要約

女子フィギュアスケートのロンバルディア杯第2日が行われ、坂本花織がショートプログラム2位からスタートし、フリーでも力強い演技を披露した。しかし、ミスもあり3位に終わった。

坂本は新たな挑戦として、フリーで高難度のジャンプを取り入れ、さらなる進化を目指す構え。昨季の快挙を超えるために頑張っている。

一方、渡辺倫果はトリプルアクセルに挑むも成功せず、8位に終わった。SP首位のアンバー・グレンが優勝し、坂本は今後の成長に期待が寄せられる。

坂本花織、今季初戦3位 フリー3回転ルッツ2本構成で合計199・94点 渡辺倫果8位 

◆フィギュアスケート ▽ロンバルディア杯 第2日(14日、イタリア・ベルガモ)

 女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)2位発進の坂本花織(シスメックス)は、126・41点、合計199・94点で、今季初戦は3位だった。

 金髪ショートヘアの大胆イメチェンで試合に臨んだ坂本。フリーでは「シカゴ」を演じ、「フリップとルッツをフリーで2回ずつ入れたいなと思っている」と話していた通り、基礎点の高いジャンプを2本ずつ投入。単発の3回転ルッツはクリーンな成功とはならず、最後の3回転ループでは惜しくも転倒するなどミスもあり、得点は伸びなかったが、新たな挑戦で、ここからさらなる進化を目指して行く。

 坂本は昨季、世界選手権で女子52年ぶり&日本勢初の3連覇を達成。26年ミラノ五輪のプレシーズンとなる今季は、1959年大会のキャロル・ヘイス以来の4連覇を目指す。今季開幕前には「今年はクリーンな演技をして、去年よりいい成績を残せたらなと思う」と意気込みを語っていた。

 SP6位の渡辺倫果(三和建装・法大)は、トリプルアクセル(3回転半)2本構成に挑むも、いずれもGOE(出来栄え点)はマイナスとなり、102・25点、合計164・04点で8位だった。

 SP首位のアンバー・グレン(米国)が、トリプルアクセルを決めて、合計212・89点で優勝した。