【卓球】平野美宇 ストレート負けで痛感した中国選手の〝質〟「私も相手選手のようにできれば…」

AI要約

パリ五輪代表の平野美宇が中国の選手にストレート負けしたことを糧に、さらなる成長を目指す。

平野は中国選手の高い技術に刺激を受け、自身の課題に取り組む決意を新たにした。

アジア選手権を目指し、中国選手に近づくために一戦一戦勝つ努力を誓っている。

【卓球】平野美宇 ストレート負けで痛感した中国選手の〝質〟「私も相手選手のようにできれば…」

 卓球女子でパリ五輪代表の平野美宇(24=木下グループ)が、ライバル・中国にストレート負けを糧にする。

 パリ五輪では団体で銀メダル獲得に貢献し、シングルスでも8強入り。パリ五輪後初の国際大会となったWTTチャンピオンズ・マカオ(中国)は初戦(10日)で、世界ランキング6位の陳幸同(中国)に0―3とストレート負けを喫した。それでも平野は「相手の選手は本当に一球一球、質が高かった。私も相手選手のようにできれば、もっと強くなると思った」と前向きに振り返った。

 陳との一戦は「1球ずつしっかり自分のタイミングだったり、コースで返すことを意識してやってきた」というが、改めて卓球王国のレベルを肌で実感した。「五輪が終わって自分の課題に取り組める時期。本当に相手の選手の精度が高かったので、私も見習って努力したい」とストレート負けを教訓に、決意を新たにした。

 直近の目標は10月に行われるアジア選手権(カザフスタン)に設定。2025年世界選手権(カタール)の代表選考に直結する戦いに向けて「まずは世界卓球の切符をつかめるように、頑張っていきたい。目の前の試合を一試合一試合勝てるように努力していきたいし、改めて中国選手の強さを目の当たりにしたので、少しでも近づいて、勝てるように努力したい」と一戦必勝を誓っている。