「兄よりも恐ろしい脅威だ」張本美和が“世界6位”の中国女子を撃破で中国メディアが最大警戒!「孫穎莎とどれだけ渡り合えるか」【卓球 WTTマカオ】
日本の張本美和がWTTチャンピオンズマカオの準々決勝で中国の陳幸同に逆転勝利し、ベスト4進出を果たした。
張本は相手に積極的なプレーでプレッシャーをかけ続け、中国メディアからも絶賛されている。
次の準決勝では世界1位の孫穎莎と対戦することになり、注目を集めている。
現地9月13日、マカオで開催されている卓球「WTTチャンピオンズマカオ」の女子シングルス準々決勝が行なわれ、日本の張本美和(世界ランク8位)が中国の陳幸同(同6位)と対戦。ゲームカウント3-1で逆転勝利を飾り、堂々ベスト4へと駒を進めた。
相手の陳幸同は中国国内では5番手に甘んじているものの、昨年の世界卓球団体(韓国・釜山)では金メダルのメンバーに名を連ねるなど実力に疑いがない27歳。張本は第1ゲームを6-11で落としたものの、第2ゲームと第3ゲームをともに11-7でモノにする。そして第4ゲームもスピードドライブが冴えをみせて11-5と圧倒し、見事勝利を掴んだ。
中国メディア『捜狐体育』はさっそく張本のハイパフォーマンスに反応。「日本の張本美和が下馬評を覆して歴史的な勝利を挙げた」と題し、「張本は終始積極性を貫いて陳幸同にプレッシャーを掛け続けた。まだ16歳で大きな潜在能力を秘める。いまや兄・智和よりも中国卓球界にとって恐ろしい脅威となりつつあるのだ」と持ち上げた。
準決勝の相手は世界1位の孫穎莎に決まった。『捜狐体育』は「男女を合わせて今大会の日本勢で勝ち残っているのは張本のみとなった。そんな彼女が一度も勝ったことがない孫穎莎とどれだけ渡り合えるのか注目だ」と伝えている。
構成●THE DIGEST編集部