「ビッグクラブは支配者であるべき」未勝利のミラン、フォンセカ監督は自らのアイディアに自信…渦中のレオン&テオの処遇は? | セリエA

AI要約

パウロ・フォンセカ監督がミランの現状とヴェネツィア戦への意気込みを語る。

フォンセカ監督はミランの改善と重要性を強調し、次戦に集中している。

試合前の問題点や選手の対応についても触れられた。

「ビッグクラブは支配者であるべき」未勝利のミラン、フォンセカ監督は自らのアイディアに自信…渦中のレオン&テオの処遇は?  | セリエA

【欧州・海外サッカー ニュース】ミランのパウロ・フォンセカ監督が日本時間9月15日3:45に予定されているセリエA第4節ミラン対ヴェネツィア戦へ向けて前日会見に出席し、意気込みなどを語った。

パウロ・フォンセカ新体制でシーズン開幕を迎えたものの、昇格組のパルマに敗れるなどして2分1敗の成績で下位に沈むミラン。代表ウィーク明けの日本時間15日、背水の陣で昇格組ヴェネツィアをホームに迎える。

ポルトガル人指揮官のフォンセカは記者会見に出席すると、サンシーロの7万人の観客の前でのシーズン初勝利へ意欲を見せた。ミッドウィークには、UEFAチャンピオンズリーグ(UCL)のリヴァプール戦、翌週にはミラノダービーが控えるが、フォンセカは次戦に集中している。

「あの最初の3試合を終えて、スタジアムが満員になれば、ファンの愛を示すものになるだろう。ファンに誇らしく思ってもらえるよう改善していく大きな責任がわれわれにある。全ての試合が重要だ。開幕から3戦未勝利なので、いまはなおさら重要と言えるだろう」

「勝つことが常に大切だが、私は自信があり、集中している。ヴェネツィアはカウンターにおいて脅威となるチームだ。しかしパルマ戦と比較して、チームの調子は上がっている。ヴェネツィア戦へ準備はできている」

結果の出ないミランを巡り、ズヴォニミル・ボバン氏やマウリツィオ・サッリ氏らから中盤の選手を3人にするべきとの意見が上がったほか、会見では、ミラン指揮官の求めるゲーム支配に懐疑的な指摘もあった。

「私は常に他者の意見をリスペクトしており、それがボバンやサッリからの建設的な意見であれば、なおさらだ。しかし選手と仕事をしているのは私であり、みんなが同じ意見を持っているわけではない。私は自分の考えるように取り組むべきなんだ」

「ミランには、ゲーム支配ではなく、スペースを必要とする選手がいるって? 良い質問だ。しかしわれわれは、自分たちのアイディアを信じている。このチームのクオリティなら、選手たちが低い位置で守ってカウンターを仕掛けることしかできないとは思えない。ビッグクラブは支配者であるべきだ」

「チームは私の求めるレベルになく、取り組むべき仕事は多い。当然、失点を減らすべきだが、そのためには、もっとボールを支配する必要がある。難しい変化に取り組んでいるが、選手たちは、ボールを保持して試合をコントロールすることの重要性を理解し始めている」

前節のラツィオ戦では、パルマ戦での振る舞いを問題視されてスタメンから外されたとされるテオ・エルナンデスとラファエウ・レオンが、途中出場した直後の給水タイムでチームの輪に加わらず、物議を醸した。フォンセカは2人について問われると、「最初から問題はない。先発するかどうかは分からないが、チームに戻ってきて、良い態度で普通に明るくトレーニングをしている」と説明した。

試合情報

ミラン vs ヴェネツィア

試合時間:2024年9月15日(日)日本時間3:45

会場:サンシーロ