ドジャース、プレーオフ「先発3番手」問題浮上…グラスノー復帰白紙で暗雲

AI要約

ドジャースの先発陣が不調で苦戦している状況が続いており、エース格のグラスノーの復帰も不透明になっている。

プレーオフに向けて先発3番手を模索するチームは、ストーンやカーショーの負傷もあり、現状では厳しい状況にある。

大谷、ベッツ、フリーマンを擁する強力打線があるものの、相手チームの好投手が揃うプレーオフでは不安要素が残る。

ドジャース、プレーオフ「先発3番手」問題浮上…グラスノー復帰白紙で暗雲

 ドジャースの先発ナックが13日、敵地でのブレーブス戦で2回5失点と炎上してKOされた。10月のプレーオフに向けて、先発3番手は誰になるのか。ワールドシリーズ制覇だけが目標のチームにとって、苦しい先発事情を抱える。

 13日に予定されたエース格のグラスノーのライブBPは突如、回避された。ロバーツ監督によれば「腕の違和感が出た」とのことで、今月中の復帰は白紙に。監督は「調整は後退した」と認めた。11日の山本由伸の完全復活をアピールする好投に首脳陣は喜びの声を挙げたが、プレーオフで3本柱になる予定だったグラスノーの今季中の復帰は不透明となった。

 浮上するのはフラハティ、山本に続く「先発3番手」の問題だ。右肩を痛めて負傷者リスト(I L)入りするストーン、左足親指の骨棘(こっきょく)でI L入りのカーショーも復帰の目処が立たない中、現状では不調のビューラーとミラー、そしてこの日登板したナックが候補だが、心許ない。

 大谷、ベッツ、フリーマンの「MVPトリオ」が控える強力打線に死角はないが、プレーオフは相手も好投手が揃う。昨年も先発不足に陥り、プレーオフ初戦でダイヤモンドバックスに3連敗を喫してシーズンを終えた。絶対に二の舞は避けたいと、オフはグラスのーと山本を大枚をはたいて獲得したが、今年も先発がドジャースの泣きどころになるのか。