大の里6勝で単独首位キープ ゲスト日体大同期生パリ金レスリング日下尚の前で圧倒的強さ見せる

AI要約

関脇大の里が6連勝でトップを守り、正代を押し出して勝利した。

日下尚がゲスト解説として登場し、大の里の強さに感銘を受けた。

大の里の大関昇進の可能性が高まっており、主役候補として期待されている。

大の里6勝で単独首位キープ ゲスト日体大同期生パリ金レスリング日下尚の前で圧倒的強さ見せる

<大相撲秋場所>◇6日目◇13日◇東京・両国国技館

 関脇大の里(24=二所ノ関)が6連勝で単独トップを守った。

 今場所好調の大関経験者、東前頭4枚目の正代と対戦。今回が初顔だったが、立ち合いで意表を突くようなもろ手突きから正代にまわしを与えない。一気の出足で押し出した。

 この日、NHKの大相撲中継で、パリ・オリンピック(五輪)レスリング男子グレコローマン77キロ級金メダルの日下尚(23=三恵海運)がゲスト解説を務めた。大の里とは日体大の同期生。「対戦したい力士は?」と問われた日下は「大の里関ですね」と即答。その思いを「同級生がどれだけ強いのか、実際に感じたい」と話していた。

 その目の前で圧倒的な強さを見せつけた。支度部屋に戻る際には「金メダリストが見てますので」と熱い視線に気合が入ったことを明かした。

 成績次第で大関昇進の可能性がある。目安は三役で直近3場所合計33勝で、大の里は「あと6」とした。横綱照ノ富士が休場で不在の今場所。主役の座は固まりつつある。