カブス今永昇太、大谷を抑えたが「勝負の世界は紙一重…きょうは少しだけ運が味方」 由伸の投球が「ボクを引っ張ってくれた」【一問一答】
カブスの今永昇太投手が今季13勝目を挙げ、チームが逆転勝利。大谷翔平に対して謙虚なコメントを残す。
今永選手は自身の投球内容を振り返り、ミスについて反省。勝利に対する考え方や日本人選手としての意義についても語る。
今後の登板に向けて、勝利を生かすためにしっかり準備し、ケガなくシーズンを終えたいとコメント。
◇10日(日本時間11日) 大リーグ ドジャース3―6カブス(ロサンゼルス)
カブスの今永昇太投手が今季13勝目(3敗)をあげた。7イニングを7安打3失点だった。降板直後の8回に鈴木誠也の適時打などでチームが逆転した。大谷翔平は3打席とも抑えた。
試合後は中継したNHKテレビのインタビューに応じ、投げる哲学者らしいコメントを残した。
―13勝をあげた気持ちは
「チームが逆転してくれ、チームが勝てたので本当にうれしいですね」
―投球内容を振り返ると
「同じ選手(エドマン)にホームランを2本(2、4回)打たれてしまって。そしてマンシー選手に打たれたホームラン(5回)というのは真っすぐだったので、自分の情けなさですね」
―大谷選手は3打席凡退に抑えましたが
「勝負の世界というのは紙一重なので、あれ(5回の右飛)がホームランなのか、アウトなのかというのは、その時の運なので。きょうは少しだけ運が味方してくれました」
―4連勝。好調の理由は
「自分につく勝利をまったく気にしない、チームにつく勝利を気にする。自分のメンタルの持ち方がうまくいってる感じですね」
―日本人選手4人がスタメンでした
「これが日本ではなくて、アメリカの地で対戦するということに意味があるので、日本からたくさん視聴してくださったみなさん、本当にありがとうございました」
―山本投手との投げ合いもありました
「正直、試合前あまり調子がよくなかったんですけど、きょうの山本投手のピッチングをみて、これはチームが追い込まれるなと思ったので、3失点はしましたが、彼のピッチングがボクを引っ張ってくれました」
―残り16試合。次回の登板に向けては
「勝った時に反省するのが一番の幸せなので、きょうの反省をつぎにしっかり生かし、ケガ無くシーズンをすごしたいと思います」