アウェイでも力を見せた日本代表…序盤は攻めあぐねるも、鎌田大地「前半の内容が大事だった」

AI要約

日本代表はFIFAワールドカップ26アジア最終予選でバーレーン代表を5-0で破り、2連勝を達成。

鎌田大地は前半の戦い方を強く意識し、アウェイでの試合に臨んだ日本代表の姿勢を称賛。

鎌田はチームの競争が激しく、選手が良いモチベーションでプレーしていることを強調。

アウェイでも力を見せた日本代表…序盤は攻めあぐねるも、鎌田大地「前半の内容が大事だった」

 日本代表は10日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選のグループC第2節でバーレーン代表と対戦し、5-0で勝利した。試合後、MF鎌田大地(クリスタル・パレス/イングランド)がフラッシュインタビューに登場した。

 今回の最終予選におけるアウェイ初陣となった一戦は、序盤こそやや攻めあぐねたものの、37分にFW上田綺世(フェイエノールト/オランダ)のPKで先手を取る。後半に入ると、立ち上がりの47分に上田がこの日2点目を奪うと、61分と64分にはMF守田英正(スポルティング/ポルトガル)がゴール。終盤に差し掛かっても攻撃の手を緩めることなく、81分にはFW小川航基(NEC/オランダ)がトドメの5点目を奪った。試合はこのまま終了。日本代表は2試合で12得点と圧巻の攻撃力を見せつけ、2連勝を飾った。

 2列目でスタメン出場し、82分にFW浅野拓磨(マジョルカ/スペイン)が投入されてからは3列目にポジションを落とした鎌田は、フル出場した一戦を振り返って、「アウェイでのこの暑さでしたし、前半は相手がモチベーションを高く持って入ってくることはわかっていました」と発言。「僕たちは自分たちのやるべきことをやって、誰一人として軽い守備はなかったと思います。結果として、耐えて(前半のうちに)1点取れたことで、後半は相手も間延びしていました」と試合展開に触れ、「難しい内容でしたが、前半の内容が大事だったのかなと思います」と語った。

 鎌田の言葉のなかにもあったように、チームは今回の最終予選で初のアウェイゲームに臨むにあたって、前半の戦い方を強く意識していたという。鎌田は「ホームで良い形で終われたことは重要でしたが、最終予選におけるアウェイの試合が難しさは、多くの選手が前回も経験していたことです。その経験を活かせたことが良かったと思います」と強調した。

 これで、日本代表はグループCで唯一となる2連勝と好スタートを切り、10月シリーズに備えることとなった。鎌田は今の日本代表チームを「この2試合を見てもらったらわかるとおり、今は良い選手が揃っていると思いますし、常にギラギラしている選手が多くいます。ポジション争いもかなり難しいものになっているので、1人1人が良いモチベーションでやれているのはポジティブです」と表現し、良い意味での競争が発生していると主張。スタメンだけでなく、招集されるメンバーに食い込むという意味でも、次のような言葉を残した。

「代表チームだけでなく、所属チームに帰れば、難しいポジション争いも待っています。自チームで活躍をして、それぞれが代表に戻ってくることが大事だと思います」

 これにてアジア最終予選の9月シリーズは終了。第3節は10月10日に予定されており、日本代表は敵地でサウジアラビア代表と対戦する。試合は日本時間で10日の27時00分(11日の3時00分)キックオフ予定だ。