オリックス一筋19年、T―岡田が引退決意 2010年の本塁打王

AI要約

プロ野球オリックス・バファローズのT―岡田外野手(36)が今季限りで現役を引退することが関係者への取材で明らかになった。

大阪・履正社高から入団し、オリックス一筋でプレーしてきたT―岡田は、打撃や守備で数々のタイトルを獲得する一方、今季は思うように成績を残せず苦しいシーズンを送っている。

現役生活の最後には、ホームランや三振を気持ち良く振る姿を見せることを目指しているという。

オリックス一筋19年、T―岡田が引退決意 2010年の本塁打王

 プロ野球オリックス・バファローズのT―岡田外野手(36)が今季限りで現役を引退することが8日、関係者への取材でわかった。

 大阪府吹田市生まれ。大阪・履正社高から2005年秋の高校生ドラフト1巡目で入団し、オリックス一筋でプレー。一般公募によって登録名を本名の岡田貴弘から「T―岡田」にして挑んだ10年、本塁打王(33本)とベストナインに輝いた。14年には一塁手でゴールデングラブを受賞。通算成績は1362試合で打率2割5分6厘、204本塁打、715打点(9月7日現在)。

 プロ19年目の今季はここまで3試合に出場し、5打数無安打。昨季は1年目以来となる本塁打ゼロに終わり、「どうやったら結果が出るか、出やすいかを自分の体と相談しながら色々試していきたい」と話していた。

 関係者の1人は「体が思うようにいかず、苦しいシーズンを送っていた」。残りの現役生活では「ホームランか三振かと、気持ち良くバットを振る姿がみたい」と語った。(高橋健人)