酷暑だけでない、森保Jが警戒する「芝」 敵地は“長め”「水を撒いて来ない作戦も」

AI要約

バーレーンでの厳しい環境下での日本代表の準備状況について報告された。練習場のピッチの状態や選手のハードワークへの適応、観客の影響などが懸念される状況となっている。

選手たちは過酷な環境への適応に努めており、特にピッチの状態や相手チームの攻撃戦略に対応するために慎重な準備を行っている。

森保ジャパンにとっては厳しい試練となりそうな一戦だが、チームとして団結し、様々な要素に対処して最大限のパフォーマンスを発揮する意向である。

酷暑だけでない、森保Jが警戒する「芝」 敵地は“長め”「水を撒いて来ない作戦も」

 森保一監督率いる日本代表は9月10日に敵地で行われる北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第2戦でバーレーンと対戦する。気温35度以上、湿度は70%超えが予想される過酷な環境。9日に初めてバーレーン・ナショナルスタジアムで調整した森保ジャパンはピッチへの適応の難しさを語った。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部・小杉舞)

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 日が落ちかけたバーレーン・ナショナルスタジアム。ピッチは多少風は通るものの、湿度は高く暑さも残る。90分ハードワークし続けるのはかなり厳しい環境だ。

 練習場ではすぐに芝がはがれ、かなりボコボコしていた。スタジアムのピッチの印象について、MF三笘薫は「芝はなかなかまっすぐ転がないところあるんので、そこでいつも通りプレーできないところあるかもしれない。チームとして助け合えって走ればどうにかなるとこあると思うので、中で解決していきたいなと思います」と、“ハード面”でも懸念点がある。長く深めの芝に足を取られ、疲労は蓄積するだろう。MF堂安律は“アウェーの洗礼”も警戒する。

「いわゆる中東特有の芝の感じというか、球も水も撒かないと走らないと思いますし、相手がどう出てくるかわかんないですけど、もしかしたら水を撒いてこない作戦もあるかもしれないので、いろんなことを想定しながやりたいと思います」

 観客も要注意だ。バーレーンは初戦でオーストラリア相手に勝利。ノリに乗っているなかで完全アウェーを戦い抜かなければならない。アジアカップでもその“圧”に圧倒されてグループリーグ第2戦のイラク戦(1-2)で面食らった。森保監督も「完全アウェーの難しい戦いになると思います」と警戒心を強めた。

 ピッチに暑さ、雰囲気……。森保ジャパンにとって大きな試練の一戦となりそうだ。