【バドミントン】田口真彩&渡辺勇大組、2戦連続ストレート勝利!元ペア五十嵐も同会場で勝利

AI要約

オリンピック2大会連続銅メダリストの渡辺勇大と世界ジュニア女子ダブルス王者の田口真彩が、混合ダブルスで2試合連続のストレート勝利を収めた。

渡辺と田口は若手選手とのペアを組み、力強いプレーで大田隼也、木山琉聖組を破り、試合を制した。

渡辺はペア解消後に新たな相手を探しており、田口とのペアでの活動を続けることを決めているが、今後の正式なペア結成には未確定要素がある。

【バドミントン】田口真彩&渡辺勇大組、2戦連続ストレート勝利!元ペア五十嵐も同会場で勝利

<バドミントン:全日本社会人選手権>◇第3日◇9日◇鳥取産業体育館◇混合ダブルス3回戦

 混合ダブルスでオリンピック(五輪)2大会連続銅メダルの渡辺勇大(27=BIPROGY)、23年世界ジュニア選手権女子ダブルス王者の田口真彩(18=ACT SAIKYO)がデビュー戦から2試合連続でストレート勝利を収めた。

 3回戦に臨み、2-0(21-13、21-11)で大田隼也、木山琉聖組を下した。ともにサウスポーの2人は強打で得点を重ねた。この日は同会場で先に元ペアの五十嵐(旧姓東野)有紗(28)が桜本絢子(29)との女子ダブルスで5回戦進出を決めており、それに続く快勝となった。4回戦は今日午後に行われる。

 渡辺は12年に福島・富岡第一中の1学年先輩の五十嵐(旧姓東野)有紗(28)とペアを結成。“ワタガシ”の愛称で活躍し、21年東京五輪から2大会で銅メダルを獲得した。今夏のパリ五輪後に渡辺とのペア解消を発表し、8月下旬のジャパン・オープンが最後の大会となった。

 五十嵐が桜本絢子との女子ダブルスの道へ進んだ一方で、渡辺は混合ダブルスの継続を決めた。「若い選手と組んでまだまだやりたい」と思い立ち、所属先の早川賢一監督らと相談。過去にBIPROGYで指導経験があった小宮山元監督(現ACT SAIKYO)の協力も得たことで今大会は田口とのペアで臨むこととなり、初陣となった7日の2回戦では約23分でストレート勝ちしていた。

 2人は10月のアークティック・オープン(フィンランド)、デンマーク・オープンにもエントリーしているが、現時点で正式なペア結成の見通しは立っていない。

 ◆渡辺勇大(わたなべ・ゆうた)1997年(平9)6月13日生まれ、東京都出身。12年に福島・富岡第一中の1学年先輩の東野有紗とペア結成。富岡高を経て、16年から日本ユニシス(現BIPROGY)。五輪では21年東京大会から2大会連続銅メダル。24年8月のジャパン・オープンをもって東野とのぺアを解消。同月に一般女子との結婚を発表。167センチ。左利き。

 ◆田口真彩(たぐち・まや)2005年(平17)10月9日、宮崎・日向市出身。山口・柳井中卒業後、柳井商工では主将として活躍。全国高校総体女子団体3連覇。高3の23年世界ジュニア選手権女子ダブルス優勝。24年4月の西京銀行入行が内定後、内定選手として臨んだ同行チーム「ACT SAIKYO」で23-24年S/Jリーグ新人賞。165センチ。左利き。