“攻撃的3バック”で3連勝も冷静に客観視する守田英正「これが強みだよねというのはまだまだ」

AI要約

日本代表が攻撃的3バックを採用し、W杯アジア最終予選で17得点0失点の成績を収めている。

守田英正はシステムのメリットを語りつつも、チームにはまだ伸びしろがあり、さらなるレベルアップを目指している。

中国戦では早いCKから先制点を挙げ、大勝に繋げたが、今後のより強い相手に対して真価が問われるだろう。

 6月シリーズに続いてW杯アジア最終予選の大事な初戦である5日の中国戦(○7-0)も“攻撃的3バック”を採用した。3試合で17得点0失点。単なるオプション以上の成果が出ているが、日本代表MF守田英正(スポルティング)は冷静だ。

「守るときはしっかり5枚引いて守れるし、攻撃はある程度高い位置を取れればウイングバックを上げて、ボランチも1枚上がれば6枚ぐらいになる。三角形も簡単に作れている」

 すらすらとポジティブな点を挙げる守田は「自然とうまくいく要素、メリットの方が大きい」としながらも、「まだその恩恵を受けているだけで、これがめっちゃ強みだよねというのはチームとしてはまだまだなのかなと思う」と指摘。「逆に言えば、なのに今これだけスムーズに、ポジティブに捉えてプレーできている。もっともっとやるべきことはあるけど、最終予選を通じてレベルアップできれば」と、まだまだ伸びしろがあると考えている。

 7-0の大勝となった中国戦についても「コーディネイトしたCKから点を取れたのが一つ大きかった」と早い時間帯に先制点を取れたことが結果的に大量得点につながったとの見解を示し、「慣れてきた部分、手応えは感じるけど、今後もっともっと長い目で見てどうなるか」と、さらに相手が強くなっていったときにその真価が試されることにもなりそうだ。