広島が連敗ストップ 4年連続2桁本塁打の坂倉「暑かろうが、勝てるよう頑張る」

AI要約

広島が中日を2-1で破り、坂倉将吾の10号ソロ本塁打が勝利の立役者となった。

坂倉は4年連続2桁本塁打を達成し、石原慶幸バッテリーコーチの誕生日に勝利を贈った。

坂倉はプロ意識を持ち、体づくりと食事に配慮し、連勝に貢献している。

広島が連敗ストップ 4年連続2桁本塁打の坂倉「暑かろうが、勝てるよう頑張る」

(セ・リーグ、広島2-1中日、21回戦、中日12勝8敗1分、7日、マツダ)本塁打を確信し、ゆっくりと歩き出した。最高気温34度のマツダスタジアムでのデーゲーム。広島・坂倉将吾捕手(26)が暑さを吹き飛ばすような先制の10号ソロでチームの連敗ストップの立役者となった。

「(この時期の屋外デーゲームは)やめてほしい。(でも)暑くて試合に出られませんじゃ話にならない。暑かろうが、なんだろうが、勝てるように頑張りたい」

0─0の四回2死走者なし。福谷の高めの直球を捉えると打球は一直線で右翼席へ。完ぺきな一発で4年連続2桁本塁打に到達し、球団では鈴木誠也(現カブス、2016~21年=6年連続)、左打者では丸佳浩(現巨人、13~18年=6年連続)に続いた。

この日は球団捕手最多1620試合出場を誇る石原慶幸バッテリーコーチの45歳の誕生日だった。内野手から捕手再挑戦を宣言した昨年から指導してくれる恩人に勝利を贈り「すごくありがたい存在で感謝している。石原さんのために打ちました」と実感を込めた。

坂倉はチーム随一の練習量を誇るが、食事面でもプロ意識を持つ。若手時代はプロテインをフルーツジュースで割って栄養補給していたが、近年は栄養士と契約。6月までは不振だったが、地道な体づくりが実を結び、7月は打率・333、8月は・368とギアを上げている。

チームは連敗を4で止め、首位巨人を1ゲーム差で追う。3年連続で本拠地での勝ち越しを決めた中、新井監督は残り23試合へ「一喜一憂している暇はない」と力を込めた。(柏村翔)