巨人・阿部監督、凡退続いた浅野翔吾を「将来チームが困ったときに打つ打者になってほしいから使い続けている」

AI要約

巨人は延長12回、オコエのサヨナラ2ランでDeNAを下し、首位を守った。

浅野や中山など若手選手の活躍もあり、期待が高まる一戦となった。

多くのランナーを出しながらも得点を挙げられず、苦しい展開が続いた試合だった。

巨人・阿部監督、凡退続いた浅野翔吾を「将来チームが困ったときに打つ打者になってほしいから使い続けている」

(セ・リーグ、巨人3×-2DeNA、19回戦、巨人13勝6敗、7日、東京D) 巨人は延長十二回、途中出場のオコエがサヨナラ2号ソロを放ち、2連勝で首位をキープした。14安打、8四死球で四回、十一回以外はすべて走者を出したが、今季最多の19残塁。九回終了時点で17残塁の拙攻だった。勝利後の囲み取材で阿部慎之助監督(45)は浅野翔吾外野手(19)について自ら言及した。

「浅野をあえてずっと使っているのは、それを糧にしてもらいたいから。将来チームが困ったときに打つ打者になってほしいから」

8月半ばからスタメンに定着した浅野は「7番・右翼」で先発して3三振を含む6打数1安打。三回、五回の満塁機では空振り三振に倒れ、バットを地面にたたきつける闘志を見せる場面も。指揮官は「今までの練習が足りないってこと。それを分かってほしい」と期待の若武者にハッパをかけた。

また、九回2死一、二塁から代打で右前へ同点打を放った中山礼都内野手(22)には「ああいうところでなかなか結果が出なくて2軍に行ったんですけど、2軍でも頑張ったので、こういう結果になったと思います」とねぎらいの言葉を贈った。

この日は一回2死満塁で6番・坂本が三ゴロ、三回も1死満塁から坂本、浅野が凡退した。さらに五回にも2死から3連続四球で満塁としたが、浅野が空振り三振に倒れた。七回無死一塁では代打・増田大がバスターエンドランで投手正面に打ち返し、併殺。七回2死一、二塁では門脇が初球からセーフティーバントを試みたが、投手の正面に転がり、投ゴロ。あと1本が出ない悔しい展開が続いた。