宮城仙北ボーイズとポニー筑後リバーズが決勝進出、甲子園で中学日本一の座争う エイジェックC

AI要約

宮城仙北ボーイズとポニー筑後リバーズが決勝進出し、阪神甲子園球場で対戦することが決定した。

宮城仙北は準決勝で菅原俊の投球を中心に4-0で快勝し、菅原は疲れながらも喜びを表した。

ポニー筑後リバーズは激戦の末に逆転サヨナラ勝ちし、溝田夏生が根性で活躍した。兵庫加古川ヤングは敗れつつも、上和秀監督は貴重な経験として振り返っている。

宮城仙北ボーイズとポニー筑後リバーズが決勝進出、甲子園で中学日本一の座争う エイジェックC

<2edエイジェックカップ中学硬式野球グランドチャンピオンシリーズ>◇7日◇兵庫・姫神バスキッピースタジアム◇1回戦、準決勝

 中学硬式野球の5団体の夏の全国大会優勝チームによるトーナメントの決勝進出チームが決まった。

 宮城仙北ボーイズ(ボーイズリーグ代表=宮城)とポニー筑後リバーズ(ポニーリーグ代表=福岡)が8日午前9時から阪神甲子園球場で真の日本一の座を争う。

 宮城仙北は準決勝で筥崎ジンジャーズ(フレッシュリーグ代表=福岡)と対戦。183センチの先発右腕・菅原俊(3年)の直球主体の投球など4-0の完封リレーで快勝。菅原は前日、修学旅行先の東京から兵庫入りして大役を果たした。「少し睡眠不足で疲れがあったかもしれません。そこは反省してます。甲子園で試合ができるのはうれしい」と喜んだ。

 筑後リバーズは1回戦で強豪の世田谷西リトルシニア(リトルシニア代表=東京)を破り勢いに乗る兵庫加古川ヤング(ヤングリーグ代表=兵庫)と対戦。6回に2点差を追いつかれ8回に1死満塁からのタイブレークに突入。先頭の廣田泰志(3年)に三塁打を阿保3点を失った。その裏、先頭の田中玲(3年)の三塁線のゴロがベースに当たる幸運な二塁打で1点差に。続く田中光輝(3年)は申告敬遠で再び1死満塁となると溝田夏生(3年)が深々で左中間を破り、逆転サヨナラ勝ちした。

 3回に自身のエラーで先制点を許していた溝田は「気合と根性で絶対に打ってやろうと思っていた。最高です」と絶叫した。

 ヤングリーグの春夏の全国大会を連覇するなど、快進撃を続けてきた兵庫加古川の上和秀監督は「関東、九州の他のリーグの強いチームと対戦できたのはいい経験になりました。リーグの代表ですから、勝ちたかったですが」と話した。

 昨年に続き、初戦敗退となった世田谷西は4-0とリードしながら、5回に4本の長短打を浴び5点を奪われ逆転された。最終7回にも1点を追加され4-6で敗れた。

 矢口翔大主将(3年)は「自分たちの勝手なところが出てしまい、チームがまとまらなかった。みんな大振りになって、同じことをくり返してしまった」と悔やんでいた。

 ▽1回戦

 兵庫加古川ヤング6-4世田谷西リトルシニア

 ▽準決勝

 宮城仙北ボーイズ 4-0筥崎ジンジャーズ

 ポニー筑後リバーズ7-6兵庫加古川ヤング