【東京秋季一次予選展望】実力校同士が激突も!各ブロックの見所を紹介!

AI要約

秋季東京都大会の1次予選が始まり、夏の東西東京大会の優勝校は免除されている。64校が本大会出場を目指し熱戦が展開される。

注目の対戦カードには、八王子と明大中野、都立城東と安田学園などがあり、若手エースや下町対決が盛り上がりを見せる。

各ブロックには強豪校同士の対戦が組まれ、都立青鳥特別支援学校や東海大高輪台、桜美林と工学院大附など様々な戦いが予想される。

【東京秋季一次予選展望】実力校同士が激突も!各ブロックの見所を紹介!

 秋季東京都大会の1次予選の対戦相手が決まった。今年から夏の東西東京大会の優勝校は1次予選を免除される。そのため、関東一と早稲田実はすでに本大会出場を決めている。残る62の出場枠を巡って9月7日から熱戦が。繰り広げられる。

 今年の1次予選は、昨年の1次予選の二松学舎大附・帝京のように驚くような対戦はない。それでも、注目のカードはかなりある。

 

 初戦屈指の好カードは、第9ブロックAの八王子と明大中野の対戦だ。明大中野には1年生の夏から登板している田中俐希(2年)がいる。強気の投球が魅力で、春季都大会の早稲田実戦では好リリーフをして勝利に貢献した。対する八王子には、1年生の夏から強豪校の3番打者を務める新井唯斗(2年)がいる。田中と新井は注目の対決になる。

 第16ブロックBの都立城東・安田学園の下町対決も好カードだ。城東は選手こそ大幅に入れ替わるものの、東東京大会での帝京との熱戦は記憶に新しい。安田学園は近年結果を残していないが、巨人の阿部慎之助の母校だけに力はある。

 

 明大八王子と都立日野が同じブロックに入った第3ブロックAも興味深い。明大八王子の上原和玖(2年)は、夏は三塁手と投手の二刀流で活躍した。日野は夏とはメンバーがほとんど入れ替わった。それでも近年都立勢が目立った結果を残していないだけに、都立を代表する強豪として、負けられない戦いだ。

 夏に続き単独での出場を果たした都立青鳥特別支援学校が入る第23ブロックAには、立正大立正、日大豊山、目白研心といった強豪校が揃い激しい戦いが予想される。青鳥特別支援学校には厳しい組み合わせになったが、全力で戦ってほしい。

 

 東海大高輪台の好投手・西海輝(2年)は、品川翔英、都立紅葉川、八王子実践の挑戦を受ける。

 第7ブロックAには、桜美林と工学院大附が入った。代表決定戦で対戦した場合、夏の4回戦の再戦になる。夏は桜美林の2年生エースの沼田優杜が5回1/3を被安打2の無失点に抑え、桜美林が3-1で勝っている。工学院大附がどう攻略するか。工学院大附は昨秋の1次予選は、東京成徳大高、堀越をコールドで破り、本大会に出場するなど、秋の1次予選に強い。

 第17ブロックAの郁文館と聖パウロ学園は、近年力を付けているチーム同士の対戦。同Cの代表決定戦での対戦が予想される都立総合工科と東亜学園も都立と私立の力のあるチーム同士の対戦になる。

 第21ブロックBの駒場学園と実践学園の一戦も力のあるチーム同士の対戦だ。第8ブロックAで堀越は、この夏関東一をタイブレークまで追い詰めた芝と対戦する。

 二松学舎大附は都立片倉、日大三は都立文京、佼成学園は都立葛飾野といった都立の実力校と同じブロックに入った。都立勢の苦戦が続く中、どこまで意地をみせることができるか。

 秋の1次予選は新チームを結成して間がないだけに、思わぬ展開になる可能性もある。秋季大会は来年のセンバツを目指した大会であると同時に、来年の夏に向けての重要な一歩になるだけに、熱戦を期待したい。