日本の次戦相手バーレーンがオーストラリア撃破! 豪州は攻撃停滞、エースFW退場で無得点スタート【W杯最終予選】

AI要約

オーストラリア代表とバーレーン代表がFIFAワールドカップ26アジア最終予選で対戦。オーストラリアが支配したが、バーレーンが89分に1点を決めて勝利。

オーストラリアのエースFWが一発レッドカードで退場し、試合を1人少ない状況で戦う展開となった。

バーレーン代表は次節で日本代表と対戦し、オーストラリア代表はインドネシア代表と対戦する予定。

日本の次戦相手バーレーンがオーストラリア撃破! 豪州は攻撃停滞、エースFW退場で無得点スタート【W杯最終予選】

 『FIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)』が5日に行われ、日本代表と同じグループCに入ったオーストラリア代表とバーレーン代表が第1節で対戦した。

 出場国数が従来の『32』から『48』に増加した今大会は、アジア枠も『8.5』に拡大。アジア最終予選は各組の上位2カ国が本大会ストレートインとなり、3位と4位は4次予選 (アジア・プレーオフ)で2枠を、大陸間プレーオフで1枠を争うことになる。

 2次予選を6戦全勝、22得点、無失点と圧倒的な強さで勝ち上がったオーストラリアは、GKマシュー・ライアン、DFハリー・サウター、DFアレッサンドロ・チルカーティ、FWクシニ・イェンギらがスタメン入り。アルビレックス新潟DFトーマス・デン、FC町田ゼルビアFWミッチェル・デュークはベンチスタートとなった。一方、2次予選を3勝2分1敗、11得点、3失点の2位で最終予選に進んだバーレーンは、FWマフディ・アブドゥルジャバール、FWアリ・マダン、MFムハンマド・マルフーンらが先発した。

 試合は立ち上がりから、オーストラリアが後方からシュートパスをつないで前進を試みるが、バーレーンのコンパクトな陣形を崩せず、なかなか効果的な縦パスを入れることができない。サイドチェンジのパスも精度を欠き、攻めあぐねる展開となった。一方、バーレーンは奪ってから素早いカウンターを繰り出し、前線のFWマフディ・アブドゥルジャバールがスピードで脅威を示す。左サイドのMFムハンマド・マルフーンがテクニックで局面を打開する場面もあった。

 時間の経過とともにオーストラリアがボールを支配。30分を過ぎたあたりから徐々にスピードに乗って攻撃を仕掛ける場面を作った。42分には左サイドからの鋭いクロスをクシニ・イェンギがゴール前でシュート。しかし、これは枠を捉えられず、得点には至らなかった。一方、バーレーンも攻撃の回数自体が少なく、可能性の少ないアーリークロスで終える場面が多かった。前半はこのまま0-0で折り返す。

 後半も拮抗した展開となったが、アウェイのバーレーンは勝ち点を貪欲に狙う戦いを見せる。球際の攻防でバーレーンの選手が痛んでプレーが中断し、オーストラリアの選手が抗議。両チームの選手が争う場面が続いた。

 すると、77分に試合が動く。浮き球に反応したFWクシニ・イェンギがバーレーンDFサイード・バケルの首あたりをハイキックする形となり、これが一発レッドカードの判定に。オーストラリアはエースFWが退場し、残り時間を1人少ない状況で戦うことになった。

 そして、89分に得点が生まれる。左サイドを駆け上がったアブドゥラ・アル・クラシがクロスを入れると、DFハリー・サウターに当たってコースが変わり、ゴールネットに吸い込まれた。

 後半アディショナルタイムにオーストラリアがゴールに迫ったが、試合はこのまま終了。0-1でバーレーンがオーストラリアに勝利した。

 次節は9月10日に行われ、バーレーン代表は日本代表とバーレーン・ナショナル・スタジアムで、オーストラリア代表はインドネシア代表とゲロラ・ブン・カルノ・スタジアム(インドネシア)で対戦する。

 なお、日本代表とオーストラリア代表は、第4節(2024年10月15日/埼玉スタジアム2002)と第9節(2025年6月5日/オーストラリア・会場未定)で対戦する予定となっている。