ライン読みより難しい? 沖縄特有のグリーンに選手が“ある意味”大混乱「え? コーライでしょ?」

AI要約

沖縄で開催されている日本女子プロゴルフ選手権では、グリーンにパスパラムという珍しい芝が使われており、選手たちも混乱している様子。

好成績を残した大出瑞月もパスパラムに驚き、「コーライじゃないんですか?」と混乱していた。

他の選手たちも「コーライ」という言葉でグリーンを表現するなか、パスパラムの名前が定着するかどうか疑問が残る。

ライン読みより難しい? 沖縄特有のグリーンに選手が“ある意味”大混乱「え? コーライでしょ?」

<ソニー 日本女子プロゴルフ選手権 初日◇5日◇かねひで喜瀬カントリークラブ(沖縄県)◇6670ヤード・パー72>

耳慣れない芝の名前は、選手たちをも混乱させた?

今年の日本女子プロの舞台になっている喜瀬CCのグリーンにはパスパラムという種類の芝が使用される。これは、開幕前日に行われた主催の日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の会見で、小林浩美会長らとともに会見に出席したアグロノミスト(農学士)の明石良氏が「本州にはない」と説明するほどの“沖縄特有”のものだ。

それに驚いたのが、初日に「66」をマークし6アンダー・3位タイ発進を決めた大出瑞月だった。この好スコアの要因について「パターはよかった…かも」と話したのだが、「パスパラム」という名前を出されて印象を聞かれた途端、「なにそれ!? コーライじゃないんですか? え? ベントってこと? 目は強くないけど…コーライでしょ? スピードはコーライのスピードだし…」と目を丸くした。

まさに“大混乱”といった様子。今大会ももちろんだが、これまでステップ・アップ・ツアーの「かねひで美やらびオープン」出場時や、合宿などでも使用し何度も回っているコースだが、その時もコーライだと信じてプレーしていた。

ただ、この日はその“コーライグリーン”を25パットで攻略。全体で4位タイという好成績を残した。「順目に見えるところもうまく打たないといけないけど、見た目通りやってるだけ。一定じゃないから目がどちらから来てるかも分からないので」。そんな割り切りが、功を奏しているようだ。

「これはコーライだし、あしたからもコーライ、何回来てもコーライ…コーライで間違いないです(笑)」。いいイメージはそのままに(?)、コーライという認識でこれからも戦っていくつもりだ。

ほかの選手からも、グリーンについて話す時には「コーライ」という言葉がよく聞こえてくる。正式名称を認識していても、原英莉花が開幕前に「難しい、聞いたことのない名前の芝で…“スパム”みたいな?(笑)」と言ったように、なかなかスッと覚えられないのもムリはない。

さて、この大会が終わるまでに、“パスパラム”という名称は定着するのだろうか?(文・間宮輝憲)