韓国代表、ドロー発進にサポーターから罵声…指揮官「ファンの気持ちも十分に理解している」

AI要約

韓国代表とパレスチナ代表の試合は0-0の引き分けに終わり、ホン・ミョンボ監督は選手たちの最善の努力を称賛しつつも、初戦での勝利を収められなかったことを申し訳なく思っている。

ヨーロッパ組選手の体力的な問題やファンからの批判について触れながら、次の試合へ向けて選手のコンディションを考慮する必要があると語った。

ファンからの批判が高まる中、大韓サッカー協会に対する批判やホン・ミョンボ監督への罵声に耐えながら、チームとして団結して次戦に臨む決意を表明した。

韓国代表、ドロー発進にサポーターから罵声…指揮官「ファンの気持ちも十分に理解している」

 韓国代表を率いるホン・ミョンボ監督が、パレスチナ代表戦を振り返った。5日、韓国紙『スポーツソウル』が同監督のコメントを伝えている。

 『FIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)』が5日に行われ、グループB第1節で韓国代表とパレスチナ代表が対戦した。試合は前半からホームの韓国代表がボールを支配するが、パレスチナ代表の堅いブロックに苦しめられながら時間が経過。後半も複数のチャンスを作ったものの、相手GKの活躍もあり0-0で試合は終了。両者勝ち点1ずつを分けあった。

 試合後のインタビューに応じたホン・ミョンボ監督は、「3次予選の初戦で勝利を収められず申し訳ない。最初のスタートをうまく切るべきだったが、そうはならなかった」と謝罪。続けて、「選手たちは最後まで最善を尽くした。前半は私たちの想像より良くなかった。後半は改善された。何度か得点チャンスがあったが、生かせなかったのが残念だ」と評価している。

 さらに、「まずは選手のコンディションが重要だ。特にヨーロッパ組は、(所属クラブでの)試合を終えてから帰ってきてすぐに試合をしたため、体力的に難しい点がある。選手を見て次の試合のリストを決定しなければならないと思う」と語った。

 また、現在韓国国内では大韓サッカー協会(KFA)に大きな批判が集まっている。なかでも、競争力低下の要因として挙げられるチョン・モンギュ会長へのバッシングが集中しており、韓国サポーターはこの試合で「チョン・モンギュは出ていけ!」と退陣を求める弾幕を掲示。ホン・ミョンボ監督に対しても厳しい罵声が飛んだが、指揮官は「あのような光景は辛かった。 しかし、今の状況ではファンの気持ちも十分に理解している。これから耐えていかなければならないと思う」と述べている。

 なお、韓国代表のFIFAランキングは23位となっており、パレスチナ代表は96位。同紙は今回の結果について、「衝撃の引き分け」と報道した。10日に行われるオマーン代表とのアウェイ戦では、勝ち点3が強く求められることになりそうだ。