寺崎浩平、パーフェクトな今年初V ハイスピードのまくり見せる【名古屋競輪・中日スポーツ杯 CTC杯】

AI要約

名古屋競輪のどえりゃー金シャチナイターで行われた創刊70周年記念中日スポーツ杯CTC杯のS級決勝で、寺崎浩平がハイスピードのまくりで優勝。取鳥雄吾が2着、山田庸平が3着に入った。

寺崎浩平は今年初Vをパーフェクトで達成し、強烈なまくりを連発。山田庸平と取鳥雄吾が厄介な相手だったが、寺崎は自分のタイミングで勝負した。

寺崎浩平は今後のビッグレースに期待が高まり、次代を背負うスプリンターとして力を示した。

寺崎浩平、パーフェクトな今年初V ハイスピードのまくり見せる【名古屋競輪・中日スポーツ杯 CTC杯】

◇5日 名古屋競輪のどえりゃー金シャチナイター「創刊70周年記念中日スポーツ杯 CTC杯」(F1)最終日

 S級決勝が行われ寺崎浩平(30)=福井=がハイスピードのまくりで前団をひとのみ。昨年11月の福井F1以来の優勝を飾った。外を伸びた取鳥雄吾が2着で、先まくりの山田庸平が3着に粘った。

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 強烈まくり3連発。今年初Vをパーフェクトで決めた。中四国は松本貴治、取鳥雄吾が並んで厄介な相手だったが、「2段駆けは分かっていたけど、自分のタイミングで行くつもりでした」と強い気持ちで臨んだ。松本が赤板過ぎに出て徐々にスピードアップ。6番手で仕掛けのタイミングを計っていると、中団の山田庸平がホーム手前で動いていい流れになった。「行こうとしたら山田さんが先に動いて。冷静に判断できました」。山田の2角まくりもいいスピードだったが、寺崎はさらに一枚上。並ぶまもなく3半で乗り越えていった。

 勝ち上がりでも10秒台のまくりを連発するなど、非凡なスピードを発揮。状態が良く今後のビッグレースが楽しみだ。「G1は準決勝までは行けるが、そこが壁になっている。脚とか組み立ての面で足りていないんでしょうね。なんとか乗り越えて決勝に行きたいです」。近畿の次代を背負う快足スプリンターは力を込めた。