【別府競輪(ナイター)FⅠ西スポ杯】小岩大介 好調モード40歳が地元Vへ/総展望/6日開幕

AI要約

別府競輪(大分県別府市)のFI「西日本スポーツ杯」が、9月6~8日にナイターで開催される。主役は地元の追い込みエース小岩大介(40)=大分・90期・S1=で、地元FIでの優勝経験があり、長期間のプチブレーク状態を経て今年はビッグレースに参戦中。伊藤颯馬、藤井侑吾、晝田宗一郎など強力な選手が競う激戦を予想される。

努力を積み重ねてきた小岩大介は40歳を過ぎてから成績が急上昇し、110点前後の一流の実績を残している。三つの要因が相乗効果を生み出し、Vを狙える状態にある。

小岩の今回の成功は伊藤颯馬との連携にかかっており、伊藤はスター候補生として成長している。両者の連携が如何に影響を及ぼすかが注目される。

【別府競輪(ナイター)FⅠ西スポ杯】小岩大介 好調モード40歳が地元Vへ/総展望/6日開幕

 別府競輪(大分県別府市)のFI「西日本スポーツ杯」が、9月6~8日にナイターで開催される。主役は地元の追い込みエース小岩大介(40)=大分・90期・S1=だ。7月の地元GⅢは準決で涙をのんだが、昨年9月の当地FIで優勝。そこから長期間のプチブレーク状態に入り、今年は全てのビッグレースに参戦している。今回、九州屈指の機動タイプ伊藤颯馬(沖縄)が登場。連係さえ外さなければ1年ぶりの地元Vが見えてくる。ただし藤井侑吾(愛知)、晝田宗一郎(岡山)ら遠征陣の若手自力型も強力。東口善朋(和歌山)、阿竹智史(徳島)らも加わってV争いは激戦必至。小岩の活躍に期待するとともにS級戦を展望する。

 努力を積み重ねてきた小岩大介の激走が止まらない。2005年7月、日出暘谷高時代に積み上げた自転車競技での実績を引っ提げてプロデビューすると、その3年後には寬仁親王牌でGI初出場を果たした。同大会に12年連続で出続けるなどS級での活躍は続けていたが、大舞台でひときわ目立つ輝きを放つことはなかった。

 ところがだ。100点台後半で推移していた成績が、現在は超一流の証しといえる110点前後で高止まりしている。今年4月に40歳の大台に乗った小岩の好調モード突入は、①面倒を見ているアマチュアたちが発奮材料②プロを目指す息子が高校に進学して手がかからなくなった③ヘルニアの状態が良化した――という三つの要因が相乗効果を生んだ結果といえる。

 小岩が今回、Vをつかむかは、伊藤颯馬(沖縄)との呼吸にかかっている。3月のGⅡウィナーズカップで優出し、スター候補生へ成長した伊藤は、7月当地のGⅢ2予で小岩と連係。この時は伊藤の鐘前叩き先行を小岩が差して、見事な連独占が決まった。ただ1月のFI戦では、小岩は初日特選で伊藤の捲りに離れた上に失格(伊藤は1着)。今回は初日にきっちりと付け切って、脳裏に好印象を植え付けておきたい。