セクハラ騒動で「憶測から非難と脅迫が…」 韓国フィギュア19歳を巡る問題、被害者側が自制訴え

AI要約

韓国のフィギュアスケート選手イ・ヘインが飲酒とセクハラ行為で資格停止処分を受けた事件について、再審を経て処分が確定し、被害者A選手側が虚偽の事実を広める行為への自制を求めている。

イ・ヘインは代表合宿での飲酒と後輩男子選手へのセクハラ行為が発覚し、処分を受けたが、被害者との関係を知らなかった連盟が過剰な懲戒を下したため再審を請求。しかし、処分が確定して混迷が続いている。

被害者A選手側は虚偽の非難や脅迫が続いており、法的措置を取ると明らかにし、連盟の調査過程でイ・ヘインの行動自体を犯罪行為とは認めなかったことも発表されている。

セクハラ騒動で「憶測から非難と脅迫が…」 韓国フィギュア19歳を巡る問題、被害者側が自制訴え

 フィギュアスケート女子で“キム・ヨナの後継者”と目されていた韓国の19歳イ・ヘインが、飲酒と後輩男子に対するセクハラで資格停止3年の処分を受けた。再審を経てこの処分が確定したことを受け、被害者A選手側がコメント。非難と脅迫が続いているとして、虚偽の事実を広める行為への自制を求めた。

 5月15日から28日までイタリアで行われた韓国代表の合宿中。複数の女子選手が宿舎で飲酒した事実が発覚した。またある選手が後輩の男子選手に性的な不快感を与える行為をし、3年間の選手資格停止処分を受けた。

 後にこの選手が、2022-23シーズンに四大陸選手権で優勝、世界選手権でも2位に入ったイ・ヘインだと発覚。被害者とは恋愛関係だったことを連盟が知らなかったために過剰な懲戒が下されたとして再審を請求したが、8月29日になって処分が確定した。イ・ヘイン側は、この懲戒の効力を失わせる仮処分申請などの法的対応に乗り出すとしている。

 韓国紙「京郷新聞」の報道によると、被害を受けたとされるA選手の代理人は3日「再審結果の発表以来、事実とは異なる憶測に基づいてA選手に無分別な非難と脅迫が続いている」「これは明らかな犯罪行為で、悪意を持って虚偽の事実を流布する行為に対しては法的措置を進める予定だ」と明らかにした。

 さらにA選手側は「6月5日、スケート連盟の調査過程で『イ・ヘインの行動が犯罪行為に該当するとは思わない』と陳述した。また一連の調査過程で、イ・ヘインの処罰を望むと発言したことはない」と問題に立場を明らかにしており、混迷を深めている。