井上尚弥、フェザー級見据え「現状維持では止まる」ドヘニー戦へ前日計量クリア/一問一答

AI要約

井上尚弥が前日計量に臨み、リミットでクリアしたことを報告

井上はスーパーバンタム級での体作りについて語る

井上がドヘニーとの試合に向けて、さらなる進化を誓う

井上尚弥、フェザー級見据え「現状維持では止まる」ドヘニー戦へ前日計量クリア/一問一答

 プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(31=大橋)が2日、横浜市内のホテルで前日計量に臨み、リミット(55・3キロ)で1発クリアした。3日に東京・有明アリーナで元IBF世界同級王者TJ・ドヘニー(37=アイルランド)との防衛戦を控え、同日の前日計量にはドヘニーとともに出席。200グラム少ない55・1キロでパスしたドヘニーに対し、井上はリミットでそれぞれ1発クリアした。計量パス後の井上の主な一問一答は次の通り

 -仕上がりは

 井上 ばっちりです。

 -いつまで練習したか

 井上 昨日もジム行ったが練習という練習ではない。本格的なのは(31日の)会見前日ですね

 -スーパーバンタム級肉体になった実感は

 井上 今回でスーパーバンタム級は4回目。体も、仕上げ方もスーパーバンタム級でうまくできている。

 -具体的には

 井上 自分の感覚ですけれど、筋肉量の作り方。合わせてスピードも落とさずということ意識している。

 -前回に続いて減量に水抜きを入れたのか

 井上 やりましたね。(効果は)ちょっと、ここではサラッと言えるぐらいのものではない。

 -細かい筋肉がついたようにみえる

 井上 まあ、そうですね。数年後にフェザー級を見据えるには、まだまだスーパーバンタム級でやっていかなくてはいけないことはあると思う。そこに向き合っていかないと成長もない。今までやってきたことを、そのままやるのではなく、何か新しいことを。手探りですけど、現状維持では止まってしまう。何かを変えるべきだと思うし、そういったところを考えながらやっています。

 -さらなる進化

 井上 技術的なものはすぐに変わるわけではない。少しずつ積み重ねた、減量方法、体の作り方をいずれフィジカル強化として表れてる。今回の試合に限らず、1つ1つ試合を重ねていく上で少しずつ蓄積されて、形になればいい。

 -東京ドーム後の試合。プレッシャーはあるか

 井上 プレッシャーはいつもと変わらず、前回が東京ドームだったからっていうのもないですし。自分は試合をする楽しみ、喜びが1番なので。場所はどこであろうが、リングに上がるところに自分自身、期待していますし、楽しみにしています。

 -ドヘニーの肉体をみて

 井上 だいぶ水を抜いていたな、と。だからこその10キロぐらいのリカバリーがあると思う。ただ自分相手に10キロ以上戻したら、ボクシングできないぞ、というところをみせたい。この階級制のあるボクシングは体重あるだけでいいというものではないと今の自分は思っている。そういうところも含めて明日はボクシングをみせていきたい。

 -フェースオフ後、ドヘニーはフレンドリーだった

 井上 もともとそういう人ではないですか。そういうドヘニーですけど、気合はものすごく感じた。気を引き締め、いつも以上に集中していかないといけない。(おわり)