ソフトバンク、パワー系投手変身の理由は四球への〝寛容力〟 倉野信次投手コーチ「出したくて出しているわけじゃない」 スチュワートが8勝、杉山一樹は防御率1点台

AI要約

ソフトバンクの倉野信次投手コーチが、投手陣の〝寛容〟なアプローチについて説明

パワー系投手が好成績を残し、安定感のある投球を続けている

フォアボールに対する理解度の高さと過剰な意識の排除が投手の成績向上につながっている

ソフトバンク、パワー系投手変身の理由は四球への〝寛容力〟 倉野信次投手コーチ「出したくて出しているわけじゃない」 スチュワートが8勝、杉山一樹は防御率1点台

 ◆ソフトバンク投手練習(2日、みずほペイペイドーム)

 ソフトバンクの倉野信次投手コーチ(チーフ)兼ヘッドコーディネーター(投手)が、四球への〝寛容〟を説明した。

 今季はストレートとの力が強いパワー系のカーター・スチュワート・ジュニアが自己最多を更新する8勝、杉山一樹も中継ぎで37試合に登板し、防御率1・91と好成績を残している。昨季までは制球面の不安から崩れていたが、今季は安定感のある投球を続けている。

 この点について倉野コーチは「フォアボールに対しての理解度が監督も僕も含めた投手コーチ陣も高い。今までだと四球イコール悪みたいなイメージがあった。もちろんそういう場面もあるけど、僕は出すのは仕方ないと思っている。監督も理解してくれていて、『0点でかえってきたらいいよ』と。先頭に出そうが、2死から出そうが、その後を抑えればいいと言ってくれるのはありがたい。今まではフォアボールを出すと『やってしまった』みたいなところがあったけど、そういう意識を極力なくしたいと思ったので。みんな出したくて出しているわけじゃないので。過剰な意識を取るためにそういう伝え方をしています。それがこういう風につながっているかは分かりませんが」と説明した。

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