全英予選落ちで発奮 竹田麗央が混戦制し5勝目「すごくホッとしています」

AI要約

21歳の大器が一段と成長して帰ってきた。竹田麗央が7バーディ・1ボギーの「66」をマークし、トータル10アンダーで優勝。

竹田は最終日のラウンドで圧倒的なプレーを見せ、4連続バーディを含む素晴らしいスコアを叩き出した。

優勝スピーチでは、竹田は前週の挫折から立ち直り、日本での復活優勝を果たした喜びを語った。

全英予選落ちで発奮 竹田麗央が混戦制し5勝目「すごくホッとしています」

<ゴルフ5レディス 最終日◇1日◇ゴルフ5カントリーみずなみコース(岐阜県)◇6559ヤード・パー72>

21歳の大器が一段と成長して帰ってきた。先週の「AIG女子オープン」(全英)で予選落ちを喫した竹田麗央が7バーディ・1ボギーの「66」をマーク。トータル10アンダーで1打差を逆転し、36ホールの短期決戦を制した。

バーディ、ボギーで迎えた3番パー4。ここでスコアを伸ばすと、6番まで圧巻の4連続バーディを奪った。首位タイで入った後半はチャンスホールの10番パー5できっちり伸ばすと、ハイライトは最終18番パー4。2打目を約1.5メートルにつけると、大きく曲がるフックラインを読み切ってバーディ締め。力強くこぶしを握った。

優勝スピーチでは「先週は初めて全英女子オープンに出場して、結果は予選落ちだったんですけど、すごくいい経験ができました。また今週から日本で頑張ろうと思っていて、(その矢先に)優勝できてすごくうれしいです」と白い歯をこぼした。

一時は首位に4人が並ぶ混戦だった。「最後のバーディパットを入れるまでドキドキしていたんですけど、決まってすごくホッとしています」。今季5勝のうち、4勝が逆転V。技術もさることながら、精神力も天下一品だ。

「これから毎週試合に出る予定なので、ベストを尽くせるように頑張ります」。これでポイントランキング1位の座はさらに堅固になった。年間女王戴冠を目指し、秋の陣をさっそうと走り抜ける。