【町田】終了間際の同点弾も…ついに首位陥落 黒田監督「大いに反省すべき試合」直近6戦わずか1勝

AI要約

町田が執念の勝ち越しゴールを決め、浦和との試合は2-2の引き分けに終わった。

浦和は首位を明け渡し、勝ち点3を手放す結果に終わったが、試合内容には反省点が残る。

指揮官は選手たちに再度自信を持ち、強い気持ちで次戦に臨むように伝えた。

【町田】終了間際の同点弾も…ついに首位陥落 黒田監督「大いに反省すべき試合」直近6戦わずか1勝

◇31日 J1第29節 町田2―2浦和(国立)

 執念だった。1点を追う後半53分。町田はGK谷が前方へロングパスを送り、FWデュークが競り勝った。即応したMF藤本がゴール前へ折り返し、途中投入のFWエリキが左足で押し込んだ。

 浦和の選手たちは膝から崩れ落ち、豪雨の国立競技場は沸騰した。エースの劇弾。それでも、黒田監督、金コーチは鬼の形相を崩さず、選手たちをピッチへ押し戻そうとした。そして、ドロー。約3カ月半にわたって守り続けてきた首位の座を得失点差で広島に明け渡した。

 「大いに反省すべき試合になった。ただただ、結果、勝ち点3が遠かった」。試合後の黒田監督の表情は暗く、どこかこわばっていた。負けなかったが、勝てなかった。そこが痛い。浦和を押し込み、攻め立てた。なのに、逸機の連続。日本代表に初選出されたDF望月はミスを重ね、23歳のパリ五輪代表FW藤尾は好機にブレーキだった。

 直近6戦はわずか1勝。「もう1度、顔を上げて、自分たちのサッカーができるように強い気持ちで臨んでいく」と指揮官。町田が正念場に立たされた。