J1広島、3月以来の首位奪取、7月加入MFアルスランがハットトリック達成 クラブ史上初7連勝!

AI要約

広島はMFトルガイ・アルスランがハットトリックを達成し、記録を更新する7連勝を果たして首位に立った。

アルスランは1試合で3ゴールを決め、自身の活躍を讃えながらもチームの勝利を強調。

スキッベ監督もアルスランの活躍を称えながら、今後の試合に向けてチームを奮起させた。

J1広島、3月以来の首位奪取、7月加入MFアルスランがハットトリック達成 クラブ史上初7連勝!

◆明治安田J1リーグ▽第29節 広島3―2FC東京(31日・エディオンピースウイング広島)

 広島はMFトルガイ・アルスランが、ハットトリックを決め、快勝。クラブ記録を塗り替える7連勝をマークし、首位に立った。

 開始5分で先制ゴールを決めたアルスランの勢いは止まらなかった。1点リードの前半32分も、右サイドからのクロスはブロックされたが、そのこぼれ球をアルスランがパリ五輪日本代表GK野沢大志ブランドンの股を抜き、追加点を奪った。

 2点リードの後半15分にPKを獲得すると、キッカーのアルスランは冷静に右足でゴール右下へ。1試合3ゴールを決め、これでリーグ戦は5試合に出場し、5得点。7月下旬にオーストラリア1部メルボルン・シティーから加入した助っ人は後半22分に交代したが、4試合ぶりのスタメンで結果を残した。アルスランは「厳しい試合になったけど、自分だけじゃなく、チームメートに感謝したい。得点を決めたけど、大事なのはチームの勝利。サポートを続けてくれたら、素晴らしい結果が待っていると思います」と笑顔を見せた。

 その後、2点を返された広島だったが、クラブ史上初の7連勝で、町田を得失点差で上回り、3月以来の首位に。ミヒャエル・スキッベ監督は「自分たちは大橋(祐紀)を失ったが、素晴らしい点を取れる中盤の選手がとれた。彼の持っているものが全てチームにあって、いいものをもたらせてくれている」とアルスランを評価した。9月からはルヴァン杯、天皇杯、ACLが入ってくるため、「8月は全勝で終わって良かった。9月も苦しい試合が続くと思う」と気を引き締めた。