史上最高「賞金総額110億円」、15の数字で見るテニス全米オープン2024

AI要約

全米オープンが史上最高の賞金総額で開幕し、シングルス選手の賞金も前年比で大幅に増額された。

ノバク・ジョコビッチやトロフィーの重さ、テニスコートの数など、全米オープンにまつわる様々な興味深い数字が存在する。

会場内の施設やスポンサー、ボールパーソン試験など、全米オープンの舞台裏にも興味深い事実がある。

史上最高「賞金総額110億円」、15の数字で見るテニス全米オープン2024

テニスの四大大会、全米オープンが8月26日、ニューヨークにあるUSTA(全米テニス協会)ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センターを会場に開幕した。

今大会の賞金総額は、史上最高となる7500万ドル(約110億円)。これは、四大大会のうち2番目に賞金総額が高いウィンブルドン選手権より1000万ドル(約15億円)多い額だ。また、シングルスの選手は1回戦で敗退した場合でも、前年比で23%、5年前と比べて72%多い10万ドル(約1450万円)を手にする。

四大大会を締めくくる全米オープンは、その他の3大会と比べてあらゆることが「大きめ」だ。以下、その全米オープンにまつわる15の「数字」を紹介する。

■4

全米オープンでのノバク・ジョコビッチの優勝回数。今大会で優勝すれば、欠場したライバルのラファエル・ナダルよりも先に、この大会を5回制覇しているジミー・コナーズ、ピート・サンプラス、ロジャー・フェデラーに並ぶことになる。また、ジョコビッチのグランドスラムでの優勝回数は25となり、記録を更新する。

■7

男子シングルスのトロフィーの重さ(ポンド)。1987年以降、大会スポンサーのTiffany & Co.が毎年5カ月近くをかけて製作している。トロフィーはロードアイランド州ニューポートにある国際テニス殿堂に保管され、優勝者にはレプリカが贈られる。

■17

USTAビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センターにあるテニスコートの数。全米オープンでは、そのうち16面までが使用される。フラッシング・メドウズ・パークにあるこのテニスセンターの面積は、およそ42エ-カー(約17万平方メートル)。

■25

全米オープンのスポンサーの数。2023年は24だった。新たに加わったのは、ワシントンD.C.への観光を呼びかけるマーケティング組織のDestination DC。2015年以降、スポンサーにシャンパンブランドが含まれていなかった全米オープンだが、今回は2011年から2014年までスポンサーだったMoët & Chandonが復帰した。

■31

アーサー・アッシュ・スタジアムの撮影ポジションの数。また、ショーコートには25の放送ブースが設置されている。

■70

USTAビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センター内の飲食物の売店の数。レストランは7店、移動販売車は78台ある。また、公衆トイレの数は688据。グッズを販売する店舗・売店の数は28。

■500

ボールパーソンとしての適正を判断するための実技試験を受けた人の数。6月に行われたこの試験に応募した人の数は、1400人を超えていた。2023年には約350人が採用され、最も多い試合では6人がボールパーソンを務めた。

■894

18日間をかけて行われる全米オープンの試合数(予選トーナメントとジュニアの試合を含む)。2023年は65カ国の選手910人が出場した。