【西武】渡辺勇太朗「球場全体にありがとうございましたと」土砂降りの中お立ち台で晴れやか笑顔
ナベQこと渡辺久信GM兼監督代行率いる西武がロッテ戦で初白星を達成。
ナベUこと渡辺勇太朗投手が雨の中でも0を守り、勝利に貢献。
渡辺勇太朗投手の粘り強い投球が球場全体から拍手を浴び、感謝の言葉を述べた。
<西武8-0ロッテ>◇29日◇ZOZOマリン
9月が迫る今、ナベQこと渡辺久信GM兼監督代行(59)が率いる西武に今季ロッテ戦初白星をもたらしたのは、ナベUこと渡辺勇太朗投手(23)だった。
試合終了前後には、グラウンドに水たまりができるほどの土砂降りに。ヒーローインタビューは異例の傘の下。笑いながら「僕のやることは変わらないと思うので、とにかく0をスコアボードに並べることを意識しました」と雨粒にかき消されないように声を張った。
何度も迎えたピンチで、ポランコら左の強打者たちの胸元にカットボールを投げ続けた。逃げない投球がうれしい白星を呼んだ。
6回途中、ソトのピッチャー返しがワンバウンドで右くるぶし付近に直撃し、うずくまり、投球練習を再開したものの結局、投手交代となった。苦しい中、マウンドへ立とうとするスピリットには球場全体から拍手が起きた。
渡辺にもしっかり伝わる大きなうねり。「ライオンズファンの方も、ロッテファンの方も大きな拍手で迎えてくれたので。球場全体の方にありがとうございましたと伝えたいです」。190センチ超の長身ながらとても物腰が丁寧な渡辺らしく、晴れやかに笑っていた。【金子真仁】