ルカク、ナポリ加入でコンテ監督と4シーズンぶりタッグ結成! 完全移籍でチェルシーを退団

AI要約

ナポリは29日、チェルシーからベルギー代表FWロメル・ルカクが完全移籍加入することを発表した。

契約内容や移籍金、ルカクの経歴、今シーズンの活躍、ベルギー代表での実績などが記されている。

クラブはアントニオ・コンテ氏を新監督に迎え入れ、コンテとルカクが再度タッグを組むことが注目される。

ナポリは過去にも注目の選手を獲得しており、今季も有力プレーヤーを獲得し続けている。

ルカクの移籍により、ナポリの攻撃陣がより強化されることが期待される。

ファンやクラブの期待も高まっており、新シーズンの活躍が注目される。

ルカク、ナポリ加入でコンテ監督と4シーズンぶりタッグ結成! 完全移籍でチェルシーを退団

 ナポリは29日、チェルシーからベルギー代表FWロメル・ルカクが完全移籍加入することを発表した。

 クラブからは契約期間、移籍金ともに明かされていない。イタリアメディア『スカイスポーツ』など複数の現地メディアによると、契約期間は2027年6月30日までの3年契約だという。移籍金は3000万ユーロ(約48億円)程度の見込み。また、契約にはルカクの将来の移籍金の30%をチェルシーが受け取るのことできる売却条項も含まれているとのこと。ルカクの年俸は手取りで約800万ユーロ(約13億円)のようだ。

 ルカクは1993年5月13日生まれの現在31歳。母国のアンデルレヒトでトップチームのキャリアをスタートさせると、2011年夏にチェルシーへ完全移籍加入した。だが、初挑戦となったプレミアリーグでは出場機会を得られず、2012年夏にウェスト・ブロムウィッチへ、翌年夏にはエヴァートンへレンタル移籍。エヴァートンではブレイクを果たして完全移籍での加入へ移行し、レンタル移籍期間も含めた4シーズンの在籍で公式戦通算166試合出場87ゴール27アシストを記録。2017年夏にはマンチェスター・ユナイテッドへの完全移籍を決めた。

 マンチェスター・ユナイテッドでは在籍2シーズンで公式戦通算96試合出場42ゴール13アシストという成績を残したものの、試合後ごとに波のあるパフォーマンスで批判されることも少なくはなく、2019年夏に当時のクラブ史上最高額でインテルへ完全移籍。イタリアの地でプレーするのは初だったが、即座に適応し、初年度からゴールを量産。最前線でアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスと不動のコンビを組み、2020-21シーズンにはセリエAで36試合出場24ゴール10アシストを記録。クラブにとって11シーズンぶりとなる“スクデット”の原動力となった。

 同シーズンの終了後、当時のチェルシー史上最高額となる移籍金1億1500万ユーロ(当時レートで約149億円)で古巣復帰を決断。2021-22シーズンは公式戦44試合の出場で15ゴール2アシストを記録したものの、“主役”としては起用されず、不完全燃焼のままわずか1年でインテルへ復帰。レンタル移籍加入直後は負傷の影響で離脱する期間もあったが、終盤に活躍を見せ、最終的には公式戦37試合出場で14ゴール7アシストを記録。チャンピオンズリーグ(CL)決勝進出にも貢献した。

 昨季はローマへレンタル移籍し、イタリアでのプレーを継続。公式戦47試合のピッチに立って21ゴール4アシストを記録するなど、攻撃陣をけん引する活躍を見せた。

 また、2010年3月にはベルギー代表デビューを飾った。以降は長年にわたって主力に君臨しており、FIFAワールドカップ、EUROともに3大会連続で出場。現在は代表チームで背番号「10」を着用しており、今夏に開催されたEURO2024でも全4試合にフル出場。これまでに国際Aマッチ通算119試合の出場で85ゴール18アシストを記録している。

 昨季、ナポリはセリエAを10位で終えるなど失意のシーズンを過ごしており、今夏には“闘将”ことアントニオ・コンテ氏を新監督に招へい。コンテ監督はインテル時代にルカクと共闘したことがあり、2020-21シーズンにスクデットを獲得。今夏の移籍市場でもルカクの獲得を熱望していたが、念願が叶う形で、4シーズンぶりにタッグを組むことが決まった。

 今夏の移籍市場においては、昨季限りでローマを退団した元イタリア代表DFレオナルド・スピナッツォーラ、トリノからイタリア代表DFアレッサンドロ・ボンジョルノ、レアル・マドリードからU-23スペイン代表MFラファ・マリン、ベンフィカからブラジル代表FWダヴィド・ネレスを完全移籍で獲得しており、ルカクは5人目の新戦力となった。