トリッピアー、イングランド代表引退を決断「特別な瞬間を経験した」…2度のW杯&EUROで活躍

AI要約

イングランドサッカー協会(FA)は29日、キーラン・トリッピアーが同国代表から引退すると発表。

トリッピアーはイングランド代表として7年間活躍し、国際Aマッチ通算54試合に出場。

トリッピアーは自身のインスタグラムで代表チームやファンに感謝の意を表明。

トリッピアー、イングランド代表引退を決断「特別な瞬間を経験した」…2度のW杯&EUROで活躍

 イングランドサッカー協会(FA)は29日、ニューカッスル所属のDFキーラン・トリッピアーが同国代表から引退することを発表した。

 現在33歳のトリッピアーはマンチェスター・シティの下部組織出身で、バーンズリーFCやバーンリー、トッテナム、アトレティコ・マドリードを経て、2022年1月からニューカッスルで活躍。イングランド代表では2017年6月にガレス・サウスゲート前監督の下でデビューを飾った。約7年間の代表キャリアで残した成績は、国際Aマッチ通算54試合出場1ゴール5アシストとなっている。

 初の国際舞台となったFIFAワールドカップロシア2018では、右ウイングバック(WB)の一番手として全7試合中6試合に出場し、ベスト4進出に大きく貢献。チームは敗れたものの、クロアチア代表との準決勝ではボックス手前から美しい軌道の直接FKでネットを揺らした。その後はEURO2020、FIFAワールドカップカタール2022にも出場。今夏のEURO2024ではスペイン代表との決勝を除く6試合で起用された。

 代表キャリアに終止符を打ったトリッピアーは、自身の公式Instagram(ktrippier2)にて次のように心境を綴っている。

「ベリー出身の若者だった僕は、母国のためにプレーすることはもちろん、通算で54キャップを達成するなんて想像もできなかった。4つの主要国際大会で母国を代表できたことは、僕の人生でも最も名誉なことの一つだ。長年僕を信頼してくれたガレス(・サウスゲート前監督)と代表チームで働くすべてのスタッフに心から感謝したい」

「そしてチームメイト全員に感謝する。僕たちは2回のEURO決勝とワールドカップ準決勝に進出するなど、とても特別な瞬間を経験した。将来的にこのチームが主要国際大会で優勝すると確信している。リー(・カーズリー暫定監督)とコーチ陣、そしてチームの今後の幸運を祈っている。そして最後に、困難な時期に僕たちを支え、世界中を旅しながらサポートしてくれたイングランドのすべてのファンに心から感謝する」