【ロッテ】サイ・ヤング賞左腕カイケル、本拠地初登板も3度目の正直ならず 初回に被弾「あの1球がなければ」

AI要約

2015年サイ・ヤング賞左腕のロッテ先発カイケルが同一カード開幕17連勝に挑んだが、初回に2点を失い勝利はならず。

カイケルは初登板で2失点し、次の登板では7イニング無失点も援護に恵まれず初勝利を挙げられなかった。

本拠地初登板は制球が難しく、初回だけで27球を使うなど苦しい展開となり、5回で交代となった。

【ロッテ】サイ・ヤング賞左腕カイケル、本拠地初登板も3度目の正直ならず 初回に被弾「あの1球がなければ」

 プロ野球記録を更新する同一カード開幕17連勝がかかったマウンドで、2015年サイ・ヤング賞左腕のロッテ先発カイケルがいきなり2点を失った。1回、先頭の長谷川を四球で歩かせ、1死三塁から迎えた佐藤龍に真ん中の甘いツーシームを左翼席へたたき込ま、先制の2ランを許した。

 来日初登板の17日ソフトバンク戦(みずほペイペイドーム)は1回に2点を失い、5イニング2失点だったが、味方が逆転して勝ち負けはつかず。2度目の登板となった23日オリックス戦(京セラドーム大阪)は7イニング無失点と好投しながらも、援護に恵まれず初勝利は挙げられなかった。

 今回は本拠地での初登板。「初めてZOZOマリンでマリーンズファンの大歓声の中で投げられることをとてもうれしく思っている」と心待ちにしていた。「次は9回ぐらい、気持ち的には完投できるようにしっかり最少失点に抑えながら長い回を投げたい」と話していたが、思うように制球できず、初回だけで27球を費やした。

 2回以降は走者を出しながら要所を締める投球で無失点投球を続けるも、5回で99球に到達して交代。「初回に失点してしまい、リズムに乗ることができなかった。ホームランのあの1球がなければまだ0対0だったと思うので悔やむ1球になりました」。来日3度目の登板でも初勝利はつかめなかった。