顔面カットで15針以上!UFCホワイト社長も絶賛の大激闘の試合とは

AI要約

8月28日に開催された『Dana White’s Contender Series 2024:Week3』のフェザー級マッチで、ボグダン・グラッドがマイケル・アスウェルに判定勝利。

敗者のアスウェルにもUFC契約を与える考えを示したダナ・ホワイト社長。

激しい死闘を繰り広げた両者の戦いや、試合後の異例な展開について。

顔面カットで15針以上!UFCホワイト社長も絶賛の大激闘の試合とは

 8月28日(日本時間)に米国ネバダ州ラスベガス/UFC APEXにて開催された総合格闘技イベント『Dana White’s Contender Series 2024:Week3』のフェザー級マッチにて、ボグダン・グラッド(28=オーストリア)がマイケル・アスウェル(23=米国)と大激闘の末に判定2-1の勝利。

 ダナ・ホワイト社長は、顔面カットで15針以上の大怪我を負いながらも戦った敗者のアスウェルにもUFC契約を与える考えを示した。

 グラッドは本国のMMA団体「Cage FS」で活躍するオーストリア強豪。キャリア13勝で11フィニッシュ(8KO・3一本)と高い決定力を待ち、現在2連続フィニッシュと勢いに乗っている。

 対するアスウェルはFuryFCの生え抜き選手で現フェザー級王者。キャリア10戦で昨年6月に判定負けした以外は全勝している。前戦となる今年4月の王座決定戦で秒殺KO勝利しFuryFCのベルトを巻いた。

 UFC契約がかかった負けられない一戦は1R開始すぐから様子見なしの激闘に。互いにフラフラになりながらも打撃を繰り出し、5分3Rの死闘を戦い抜いた。アスウェルの左目眉付近は2Rに受けたヒジ 打ち大きくカットしかなりの流血が見られた。

 スプリット判定の結果、ダメージで優位に立ったグラッドに軍配。試合後すぐにホワイト社長は立ち上がり拍手し、この試合を絶賛した。UFC契約は勝利したグラッドが掴み取ったが、ホワイト社長はアスウェルが15針以上の怪我を負いながらも戦ったことを知ると、マッチメイかーのショーン・シェルビーに、今後の大会で緊急に欠場者が出た場合、アスウェルにオーファーを出すように命じたという。敗れたアスウェルだったが、異例な形でUFC契約を勝ち取った。

『Dana White’s Contender Series 2024:Week3』

8月28日(日本時間)米国ネバダ州ラスベガス

▼フェザー級マッチ

○ボグダン・グラッド(オーストリア)

判定2-1 ※30-27、29-28、29-28

●マイケル・アスウェル(米国)