【中日】村松開人が憧れの高橋由伸氏と打撃談義「同じ右投げ左打ち。聞きたかったことを聞けた」

AI要約

23歳の中日村松選手が元巨人監督の高橋由伸氏と初めて対面し、打撃談議を交わす。

村松選手は高橋由伸氏の打撃フォームを参考にし、今季の自主トレでフォームを固めた。

村松選手は開幕1軍を勝ち取り、記録も更新。怪我を乗り越え、さらなる成長に向かっている。

【中日】村松開人が憧れの高橋由伸氏と打撃談義「同じ右投げ左打ち。聞きたかったことを聞けた」

<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム>

 中日村松開人内野手(23)が憧れの人との初対面を果たした。その人は元巨人監督の高橋由伸氏(49=野球評論家)。24日の巨人戦(東京ドーム)の試合前練習で短い時間だったが、打撃談議を交わした。

 「同じ右投げ左打ち。聞きたかったことを聞けました」

 今季は自主トレから打撃フォームを固めることに主眼を置いた。今季からパーソナルトレーナーと二人三脚で体作りを見直した。その中で巨人の主軸として活躍した高橋のフォームを参考にした。

 「マネしようと始めたわけではなくて、体の使い方とか、タイミングの取り方とか。ボールを呼び込む理想の形に一番近いのが、高橋由伸さんのフォームだった。バット軌道ですね。ラインで捉えるというか、アッパーじゃないんですけど、しっかりボールのプレーンに入っていって打てている。あとは左足の使い方がめちゃくちゃすごい。前にいかない。左足が下半身の始動から、すごい捻転があって角度がつく。ほんとにすごい打者だと思う」

 1月に固まったフォームを元に開幕1軍をたぐり寄せた。開幕スタメンこそ逃したが、その後は頭角。5月序盤には球団記録に並ぶ8打席連続安打も記録し、初の規定打席にも顔をのぞかせた。6月23日広島戦で左肩を脱臼し、戦列を離脱。7月末に戦列に復帰し、遊撃手として出場を続けている。

 高橋氏には打撃フォームの疑問を2、3点ぶつけたという。「(聞いた事を)役に立たせます」。残り少なくなった打席のモチベーションがさらに高まった。【中日担当=伊東大介】