ヤクルト 連敗で今季ワーストの借金16 高津監督は吉村に「腕がちぎれるぐらい全力でいってほしかった」

AI要約

ヤクルトは巨人に2―5で敗れ、今季ワーストの借金16となった。吉村の初回3失点が厳しい結果に繋がった。

沢井が初安打初打点を挙げるも、打線は苦戦。故障から復帰した選手たちはまだ100%の状態でないが、成長を期待されている。

原が2年ぶりの1軍登板で球威の回復を感じさせる。チームは苦しい状況を乗り越えるためにも粘り強く取り組んでいる。

ヤクルト 連敗で今季ワーストの借金16 高津監督は吉村に「腕がちぎれるぐらい全力でいってほしかった」

 ◇セ・リーグ ヤクルト2―5巨人(2024年8月27日 神宮)

  ヤクルトは巨人に2―5で黒星。連敗で今季ワーストの借金16となった。

 先発・吉村は初回1死で浅野に死球。ここから内角が投げづらくなったのか、モンテス、岡本和、吉川に適時打を浴びた。

 前回登板に続いて初回に3失点。4回6安打4失点で今季8敗目(5勝)を喫した。

 以下、高津監督の試合後の主な一問一答。

 ――先発の吉村が初回に3失点。重い失点になった

 「今日のゲームでももちろん大きな3失点ですけど、今週の(6試合で)54イニングという風に考えた、スタートの1番最初のイニングですからね。重くはなりますね、雰囲気的にもね。野球は2回からじゃなくて、初回から始まるので。表現が合っているか分かんないですけど、腕がちぎれるぐらいは全力で0(点)に抑えにいってほしかったなと思いますね」

 ――1死から浅野に死球。その後に内側へ攻めづらさもあった

 「11球目でぶつけちゃったので、もうそこから偏った感じになりましたね」

 ――配球面で

 「コントロールを身につけなきゃいけないですね。変化球がほとんど抜けていたので。(巨人先発・山崎と)変化球に対しての指のかかりが明らかに違って見えた」

 ――打線では沢井が今季初安打初打点

 「まだ勉強するところはたくさんある。ただ、今はアグレッシブに仕掛けていくことがすごく大事なことだと思うし、そうやって失敗して色々覚えていくんだろうなと思って見ています。大きなチャンス。ぜひ生かしてほしい」

 ――大きな故障を乗り越えた

 「まだ100%の状態ではないので、状態を見ながらやっていくつもり。あれだけのケガをしてしまったので。まだまだこれから長く続く野球生活ですから、いろんな苦難に耐えながら成長してってほしいなと思います」

 ――原も2年ぶりの1軍登板

 「リリーフにして、少し球威が戻ってきたように感じました」