イタリア代表、歴代ストライカーの系譜(3)かっこいい! 196cmの巨漢! 3部から世界一に成り上がった男

AI要約

イタリア代表の歴代エースストライカーを振り返る。

ルカ・トーニのプレースタイルと実績。

39歳まで現役を続けたルカ・トーニの偉業。

イタリア代表、歴代ストライカーの系譜(3)かっこいい! 196cmの巨漢! 3部から世界一に成り上がった男

 イタリアといえば堅守を象徴する“カテナチオ”が有名だが、一方でその守備をかいくぐってゴールネットを揺らす優秀なストライカーたちも輩出されてきた。ひと癖もふた癖もあるエースたちは、世界の舞台でも存在感を発揮している。2006年にはワールドカップ優勝も果たしたイタリア代表で、各世代のエースストライカーを担った選手たちの系譜を振り返る。

ルカ・トーニ

生年月日:1977年5月26日

個人成績(2006):6試合出場/2得点0アシスト

 地方クラブを渡り歩いてきた流浪の巨漢ストライカーは、2005/06シーズンにセリエAで30得点を挙げて自身初の得点王に輝いた。そして迎えたドイツワールドカップではエースストライカーとして起用され、準々決勝のウクライナ代表戦で2得点。イタリア代表の優勝に貢献した。

 2m近い長身を生かした空中戦の強さはもちろん、足もとも巧みでポストプレーも柔軟にこなし、フィニッシュもチャンスメイクも一流のストライカーだった。イタリア代表としてプレーした期間は6年間ほどと短かったが、39歳になった2016年まで現役としてセリエAでプレーした息の長い選手でもある。2014/15シーズンに22得点を挙げてリーグ得点王に輝いた時は38歳。これはイタリアの歴代最年長記録だ。