LIV戦士の香妻陣一朗が国内ツアー3勝目 妻と息子にV届け「いい日になった」

AI要約

最後はあっけない幕切れとなった。首位を走っていた香妻陣一朗が終盤崩れてプレーオフへ。1ホール目のバーディチャンスを決めきれずに2ホール目に突入した。

「優勝したいと思ってたので、この優勝は心の底からうれしい」と喜ぶが、「いつもどおりのプレーができなかった。上がりのホールもそうですけど、メンタルの弱さと技術力のなさが最後に出たのかなとちょっと反省しています」と苦笑いも浮かぶ。

香妻にとって、家族の前で優勝を遂げるチャンスは少ない。とはいえ、LIVについても今季の成績は振るわず。このままいけば来年は出場権を失う可能性も高い。

LIV戦士の香妻陣一朗が国内ツアー3勝目 妻と息子にV届け「いい日になった」

<Sansan KBCオーガスタ 最終日◇25日◇芥屋ゴルフ倶楽部(福岡県)◇7274ヤード・パー72>

最後はあっけない幕切れとなった。首位を走っていた香妻陣一朗が終盤崩れてプレーオフへ。1ホール目のバーディチャンスを決めきれずに2ホール目に突入した。ここで相手の小斉平優和がティショットからOB3連発。香妻に勝利が転がり込んだ。

「優勝したいと思ってたので、この優勝は心の底からうれしい」と喜ぶが、「いつもどおりのプレーができなかった。上がりのホールもそうですけど、メンタルの弱さと技術力のなさが最後に出たのかなとちょっと反省しています」と苦笑いも浮かぶ。

独走態勢かと思われた後半の17番でボギー。18番パー5でも3打目をグリーン手前に運びながら、4打目を寄せきれずにボギーを叩いた。「もっとキレイな形で優勝したかったんですけど、もっと頑張れということなのかな、と。うれしさ半分、悔しさ半分。もっと精進しなければいけない」としながらも、勝ちは勝ち。何より、家族の前で勝利を決めたことがうれしい。

「家族の前で一度優勝を見せられて、いい日になった。普段からこうやってゴルフができているのも、家族や妻のおかげ。心から感謝して4勝目と、海外でもまだまだ活躍して、もっと恩返しができるように頑張れたら」

LIVゴルフを主戦場とする香妻にとって、家族の前で優勝を遂げるチャンスは少ない。とはいえ、LIVについても今季の成績は振るわず。このままいけば来年は出場権を失う可能性も高い。「うれしい気持ちと、まだまだ反省点もあったので、そこを反省して残りの海外の試合でも活躍できるように頑張りたい」と今回の優勝を起爆剤にしたい。

このあとLIVは個人最終戦、チーム最終戦が控えるが、秋以降は国内への出場も増える予定。「もっと知っていただけるような選手になれるよう努力したい」と意気込み、地元九州のファンにさらなる飛躍を誓った。