0歳の愛娘の前でパパ奮闘中 小斉平優和が目指す初優勝

AI要約

小斉平優和が最終日に初優勝を狙う3位でスタート。前半苦戦も後半で好調を取り戻し、17番と18番で連続バーディを奪う。

26歳の小斉平優和は中学1年生でレギュラーツアーに出場する経験も持ち、国内外の様々なツアーで技を磨いてきた。

愛娘の存在が小斉平優和にとって心の支えとなり、家族との時間が彼にとってゴルフ人生において重要な要素となっている。

0歳の愛娘の前でパパ奮闘中 小斉平優和が目指す初優勝

◇国内男子◇Sansan KBCオーガスタ 3日目(24日)◇芥屋GC(福岡)◇7274yd(パー72)◇晴れ(観衆7226人)

ラスト18ホールを前に、小斉平優和が首位と4打差の12アンダー3位につけた。前半は1バーディ、1ボギーとスコアを伸ばせずに苦しい時間が続くも、17番(パー3)、18番(パー5)で2連続バーディを奪うなど「69」でプレー。初優勝が見える位置で最終日を迎える。

中学1年生でレギュラーツアーに出場した経験もある26歳は、これまでインドツアーに出場経験があるほか、2018年にPGAツアーチャイナにフル参戦。翌19年は日本ツアーにも出ながら米下部ツアーと2つのツアーを行き来しながら技を磨いてきた。

中国に渡ったのは日本ツアーのエントリーミスをしたことがきっかけだったが、海外に渡ったことで「体は向こうの選手の方が強いし、飛距離とか技術も全部足りなかったのでまたイチからやるしかない」と自身をあらためて見つめ直した。22年、23年、今シーズンと国内ツアーに専念してきたが、いずれはPGAツアーでプレーするのが目標だ。

今週は愛娘の和暖(よりは)ちゃんが会場で心を癒してくれる。昨年11月に結婚し、同年12月に誕生した。「ゴルフでちょっと嫌になることもあるけど、家に帰れば癒される。子供が生まれて、気分的にゴルフも良い感じになって。子供の力って大きいな」と父親としての実感もある。一家の大黒柱として、パパとして、初優勝の雄姿を見せたい。(福岡県糸島市/石井操)