【巨人】西舘勇陽、悔しい先発デビュー5回4失点「攻撃につながる投球ではなかった」制球に課題

AI要約

巨人ドラフト1位の西舘勇陽投手は悔しい先発デビューを果たし、約2カ月ぶりの1軍登板では立ち上がりから安定感を欠き、5回99球4失点で降板。チームも2連敗で首位広島とのゲーム差は2のまま。

西舘はプロ初先発で乱調し、5回6安打4失点で敗戦投手。ファーストストライクを痛打され、2軍降格が決まった。後半戦から中継ぎから先発に転向したが、先発デビュー戦では結果を導けなかった。

開幕から中継ぎとして26試合登板し19ホールドをマークした西舘は、カード頭を落とし、貯金は9に減少した。

<巨人2-8中日>◇23日◇東京ドーム

 巨人ドラフト1位の西舘勇陽投手(22)は悔しい先発デビューとなった。開幕から救援陣を支えてきた右腕にとって、約2カ月ぶりの1軍登板はプロ初先発のマウンドだった。だが立ち上がりから安定感を欠き、初回2死満塁から2点適時打で先制点を献上した。同点の4回には内野ゴロの間に勝ち越しを許すと、5回にも犠飛から失点して5回99球4失点で降板。リリーフ陣も失点を重ね、敗戦投手となった。チームは2-8で敗れて2連敗も、首位広島も敗れたためゲーム差は2のままとなった。

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 西舘はプロ初先発で乱調だった。5回6安打4失点で3敗目。初回は2四球が絡み2死満塁から中日宇佐見に先制の2点右前適時打を浴びた。初回だけで37球。「攻撃につながるような投球ではなかった。苦しくなった時に頼るボールが少ない。張られると自分もきつくなる」と受け止めた。

 試合後は2軍降格が決まった。失点を重ねた4、5回はファーストストライクを痛打され、ピンチが拡大した。杉内投手チーフコーチは「全力で投げる中で制球をできていない。2軍と違い1軍は簡単に三振をしてくれない。カウントを作る段階でも打たれてしまう」と課題を挙げた。

 開幕から中継ぎで26試合登板し19ホールドをマーク。2軍再調整を経て、後半戦から先発に転向した。優勝争いの中で先発デビュー戦を託されたが、結果を導けず。カード頭を落とし、貯金は9に減った。