須藤弥勒の励みは長嶋茂雄氏 最下位発進も「長嶋さんと同じように思い切りできた」
13歳の須藤弥勒が女子ゴルフツアーデビュー戦で苦戦し、85のスコアで最下位に沈む。
デビュー戦を振り返り、長嶋茂雄さんのようなレジェンドが失敗したことで自信を持っていた。
予選通過は厳しくなったが、明日に向けてポジティブな気持ちで臨む。
◇女子ゴルフツアー ニトリ・レディース第1日(2024年8月22日 北海道 桂ゴルフ倶楽部 6651ヤード、パー72)
ジュニア4冠の13歳の須藤弥勒(ゴルフ5/太陽自動車)がツアーデビュー戦でプロトーナメントの“洗礼”を浴びた。
初日はイ・ナリ、村田歩香と午後組でスタート。1番ホールは1Wでフェアウエーを捉え、同組の2人よりも飛距離が出た。このホルーをパーで終えたものの、全長6651ヤードのタフなコースに第2打以降で苦戦し8番でトリプルボギー、9番でダブルボギーを叩くなど13オーバーの85で最下位に沈んだ。
それでも2年ぶりの実戦ということもあり、85はある程度、想定していたスコアだった。
それだけに「長嶋茂雄さんが(デビュー戦で)3打席三振したように同じように思い切りできたので良かったです」と笑顔で振り返った。
実際には長嶋氏は4打席4三振だったが、父・憲一さんからはデビュー戦が決まった時に「長嶋さんのようなレジェンドでも失敗したのだから、おまえも失敗しても大丈夫だよ」と送り出されていた。
さすがにプロトーナメント初挑戦での予選通過は厳しくなったが「今日は練習と同じようにできなかったので明日は楽しくできることやれたら良いと思います」と気持ちを切り替えていた。