京都国際VS関東第一、史上初の決勝タイブレークにファン複雑 「決勝はなしにしようよ」「タイブレークじゃない熱戦を見たかった」【夏の甲子園】

AI要約

京都国際が関東第一を延長10回で破り、初の全国制覇を果たした。

延長戦では京都国際が2点を奪い、関東第一の反撃をしのいだ。

ネット上では試合展開やタイブレーク制に対する意見が分かれた。

京都国際VS関東第一、史上初の決勝タイブレークにファン複雑 「決勝はなしにしようよ」「タイブレークじゃない熱戦を見たかった」【夏の甲子園】

◇23日 全国高校野球選手権決勝 京都国際2―1関東第一(甲子園)=延長10回タイブレーク

 決勝では史上初の延長タイブレーク決着で、京都国際が関東第一(東東京)に競り勝ち、3度目の出場で初めて頂点に立った。延長10回に2点を奪い、関東第一の反撃をしのいだ。京都府勢の優勝は1956年の平安(現龍谷大平安)以来68年ぶりとなった。

 京都国際・中崎、関東第一・畠中の両左腕が、序盤からともに持ち味を出して投げ合った。午前10時の試合開始から5回終了まで50分足らず。両校とも先頭打者を出すことができず、速いテンポで試合が進んだ。

 6回に京都国際は初めて先頭が出塁し、1死二、三塁の好機をつくったが、畠中が粘って先制点はならず。京都国際は9回も先頭の4番・藤本が中前打で出て、犠打で1死二塁としたが、7回から登板していた関東第一のエース・坂井がしのいだ。

 逆に関東第一は9回先頭の2番・成井が死球で出塁。犠打などで2死満塁としたが、得点は奪えず、0―0のまま決勝では初めてタイブレーク制の延長戦に突入した。

 無死一、二塁から始まる攻撃は、京都国際が力投の中崎への代打で今大会準決勝まで23イニング無失点の左腕・西村を起用。その西村の左安打で無死満塁とすると、1番・金本が押し出し四球で先制。さらに代わった大後から2番・三谷が右犠飛で追加点を挙げた。

 直後の関東第一の攻撃は8番・市川のバントを2番手登板の西村がはじき、無死満塁。代打・堀江の遊ゴロ併殺崩れの間に1点を返し、さらに四球で1死満塁となったが、2番・成井は一ゴロで本塁封殺、3番・坂本は空振り三振で京都国際が初の全国制覇を決めた。

 ネット上では両校の奮闘をたたえる声が相次いだ一方で、決勝でのタイブレーク決着については「決勝もタイブレークあったんだね。。。」「タイブレークがなぁ…」「決勝の延長はタイブレークなしにしようよ…」「正直タイブレークじゃない両校の熱戦を見たかったというのはあるな…」などの意見が挙がっている。