京都国際が初優勝の今大会、本塁打は7本 金属バット採用の1974年以降で最小 1桁は52年ぶり【夏の甲子園】

AI要約

京都国際が延長10回の激戦の末、関東第一を下して全国高校野球選手権で初優勝を果たした。

今大会では、金属バット採用以降最少となる7本の本塁打が記録され、1桁本塁打は52年ぶりの珍事となった。

新基準バットが導入された今大会では、センバツを含めても3本の本塁打にとどまり、金属バット導入以降の最少記録となった。

京都国際が初優勝の今大会、本塁打は7本 金属バット採用の1974年以降で最小 1桁は52年ぶり【夏の甲子園】

◇23日 全国高校野球選手権決勝 京都国際2―1関東第一(東東京)=甲子園=延長10回タイブレーク

 京都国際が関東第一を下して初優勝を飾った今大会は、本塁打は7本で終えた。金属バットが採用された1974年以降では、同年の11本塁打を下回って最少。1桁本塁打は、30校が出場した1972年以来52年ぶり。

 今大会の1号本塁打は、開幕から19試合目の2回戦で東海大相模(対富山商)の柴田元気内野手(2年)が放った右越えソロ。19試合目での大会初本塁打は、本塁打なしの10大会を除くと、木製バット時代の1960年の17試合目を更新する最遅記録となった。その翌日に行われた3回戦では、智弁和歌山(対霞ケ浦)の花田悠月内野手(3年)が木製バットで本塁打を放った。

 今春のセンバツから反発を抑えた新基準バットが導入され、センバツではランニング本塁打を含む3本だった。これも、金属バット導入の1975年の大会以降は最少だった。