【決勝戦展望】関東第一(東東京)編 投打別の戦力分析は…?【夏の甲子園】

AI要約

関東第一と京都国際が初優勝をかけて対戦する第106回全国高等学校野球選手権大会の概要。

関東第一の投手陣や攻撃陣の注目選手、二刀流選手、プロ注目のスラッガーについて。

小島想生の守備面での貢献や決勝戦への期待について。

【決勝戦展望】関東第一(東東京)編 投打別の戦力分析は…?【夏の甲子園】

 第106回全国高等学校野球選手権大会は23日、阪神甲子園球場で第14日を迎え、関東第一(東東京)と京都国際(京都)が対戦。両校が初優勝をかけて頂上決戦に挑む。試合に先立ち、関東一のレギュラーメンバー、注目選手から、見どころを探る。

 投手陣はサウスポーの畠中鉄心、本格化右腕の坂井遼が中心。畠中は球速こそ速くはないが、コントロール抜群の技巧派だ。今大会では4試合中2試合で先発を務め、準々決勝の東海大相模(神奈川)戦では、8回1/3を投げて1失点の好投を見せた。

 プロ注目の坂井遼は、今大会15回2/3を投げていまだ失点は0。球威のあるストレートに加え、スライダーの切れも抜群だ。準々決勝では自己最速の151キロをマークするなど、さらなる伸びしろも感じさせている。

 その他にも、二刀流の2年生・坂本慎太郎、準決勝で先発した大後武尊といった投手陣を揃えている。

 攻撃陣では、2年生の越後駿祐が絶好調。今大会は5番を打ち、ここまで打率.667(12打数8安打)をマーク。準決勝では反撃のきっかけとなるチーム初ヒットを放った。

 4番にはプロ注目のスラッガー・高橋徹平が座り、上位には飛田優悟や成井聡といった俊足打者が君臨。バランスの良い打線といえるだろう。

 また、正二塁手の小島想生は、打率.154(13打数2安打)ながらも守備面でチームに大きく貢献。今大会は4試合すべてでセカンドを守り、失策はゼロ。決勝戦でもチームを救う好守に期待したい。