井上拓真は高校時代以来12年ぶり再戦 堤聖也に対して「返り討ちにして統一戦へ」

AI要約

東京で開催される国内史上最大規模のプロボクシングの7大世界戦について発表がありました。

WBAバンタム級王者の井上拓真が3度目の防衛戦で同級3位の堤聖也と対戦します。

4団体の世界王座を目指し、世界戦に向けて勝ちを収めたいと述べました。

井上拓真は高校時代以来12年ぶり再戦 堤聖也に対して「返り討ちにして統一戦へ」

国内史上最大規模となるプロボクシングの7大世界戦が10月13、14日に東京・有明アリーナで行われることが22日、主催者から発表された。東京都内で会見に参加したWBAバンタム級王者の井上拓真(28)=大橋=は、3度目の防衛戦で同級3位で同学年の堤聖也(28)=角海老宝石=の挑戦を受ける。WBC同級王者の中谷潤人(26)=M・T=は2度目の防衛戦に挑む。

時を経て再び拳を交える。会見終盤、報道陣から2ショット写真を求められ、3度目の防衛を目指す井上拓は同じ28歳の堤と握手を交わした。

「日本人対決は熱くなる。ファンにも熱く盛り上がる試合をしたい」

1995年12月24日生まれの堤と、その2日後に生まれた井上拓。両者は12年前の高校総体で闘い、井上拓が勝っている〝因縁対決〟。「高校時代のリベンジの気持ちはずっと胸にあった。ベルト(獲得)と一緒に達成できたらこれ以上ない」という堤に対し、井上拓は「向こうは雪辱の気持ちでくると思うが、返り討ちにして統一戦に向けて進みたい」と力を込めた。

現在、世界のバンタム級はWBAが井上拓、WBCが中谷、WBOが武居由樹(大橋ジム)、IBFが西田凌佑(六島)と主要4団体の世界王座を日本選手が独占している。その4王座は井上拓の兄・尚弥(現4団体世界スーパーバンタム級統一王者)が統一し、2023年1月に返上したものだ。井上拓は「4団体を統一すると公言している。中谷選手、西田選手との試合に向けて勝ちを収めて次のステージにいきたい」と10・13の位置付けを語った。

この7大世界戦の興行では、14日に中谷が2度目の防衛戦に挑む。井上拓は「他団体の中谷選手の試合は注目していますね」。まずは自分の試合でインパクトを残す。