【中日】高橋宏斗2敗目も防御率0点台死守&被本塁打0継続 7回途中4失点KO「修正します」

AI要約

22歳の中日高橋宏斗投手が2カ月ぶりの今季2敗目を喫し、開幕からの被本塁打0を維持。

左打者への対応が課題であり、直球やスプリットが攻略されるなど苦戦が続くも、規定投球回到達は濃厚。

防御率0点台で規定をクリアすれば史上2人目の快挙に挑戦中。若手投手の成長が期待される。

<DeNA4-2中日>◇20日◇横浜

 中日高橋宏斗投手(22)が約2カ月ぶりの今季2敗目を喫した。初回に2点を先制され、7回途中4失点でKO。6月28日に1敗目を喫したDeNAにまたも黒星を喫したが、防御率は0・96で0点台を死守し、開幕からの被本塁打0も継続した。

 「左打者の対応がうまくできなかった。いいピッチングができなかった。ここ3週間くらい立ち上がりが悪い」。戸柱には初回、7回、元チームメートの京田には3回に、それぞれ適時打を許した。4失点中、3失点を左打者に食らった。自慢の直球、スプリットがとらえられた。今季2度目の規定投球回に到達したが、「粘り切れなかった」と肩を落とした。

 それでも大記録への挑戦は終わっていない。今季16試合で10勝2敗、防御率0・96。残り5~6試合の登板が想定され、規定投球回到達は濃厚だ。防御率0点台で規定をクリアすれば2リーグ分立後では70年の村山実(阪神)以来史上2人目の快挙。同様に被本塁打ゼロの投手は2リーグ分立後にはいない。「修正します」と22歳は前を見据えた。【伊東大介】