J3最下位の岩手が“今季2度目”の指揮官交代…神野卓哉監督の退任と星川敬氏の新監督就任を発表

AI要約

いわてグルージャ盛岡は神野卓哉監督の退任と星川敬氏の後任就任を発表した。

神野監督は横浜FCで選手を引退後、監督として活動し、2017年になでしこリーグデビューを果たし、岩手加入前はFC琉球で強化部を務めていた。

星川氏は日テレ・ベレーザやINAC神戸レオネッサで監督経験を持ち、グルージャの最下位からの脱出を目指す意気込みを語った。

J3最下位の岩手が“今季2度目”の指揮官交代…神野卓哉監督の退任と星川敬氏の新監督就任を発表

 いわてグルージャ盛岡は18日、チームを率いる神野卓哉監督の退任を発表した。なお、後任には星川敬氏が就任する。

 1970年6月1日生まれで現在54歳の神野監督は、現役時代に日産自動車サッカー部(現:横浜F・マリノス)などで活躍。2003年限りで選手を引退し、所属していた横浜FCの強化担当に転向した。その後はガイナーレ鳥取の強化部、アビスパ福岡のチーム統括部長、AC長野パルセイロの強化部長として活動。2017年6月にはなでしこリーグのニッパツ横浜FCシーガルズで監督デビューを果たし、以降はFC琉球の強化部を経て、2023年シーズンから岩手に加わった。

 岩手は今年5月に中三川哲治前監督が退任。チームが最下位に沈むなか、当時強化部長とゼネラルマネージャー(GM)を兼任していた神野監督が指揮官へと就任した。しかし、沈んでいたチームを立て直すことができず、今もなお岩手は最下位に低迷。17日に行われた明治安田J3リーグ第24節のアスルクラロ沼津戦では0-3の敗北を喫し、今季4度目の3連敗を喫したタイミングでシーズン2度目の監督交代に踏み切った。また、神野卓哉監督は指揮官と兼任していたGMと強化部長を引き続き務めることが決定している。

 神野監督に代わって指揮を執ることとなった星川氏は、1976年5月29日生まれの現在48歳。日テレ・ベレーザ(現:日テレ・東京ヴェルディベレーザ)で監督キャリアをスタートさせ、INAC神戸レオネッサではなでしこリーグ連覇を達成した。2022年5月にはY.S.C.C.横浜の指揮官に就任し、翌年5月に解任となった。

 新たにチームを率いる星川氏は、クラブ公式サイトで以下のように意気込みを語っている。

「いわてグルージャ盛岡の監督に就任した星川敬です。現在の順位は最下位ですがグルージャはこの位置にいるチームでは無いと自分は思っています。自分が来たことでいるべき位置にチームを押し上げていきたいと思っています。そして最終的にはシーズン終了後に良いシーズンだったと言ってもらえる様に今までの経験を活かして頑張っていきます。最後にいわてグルージャ盛岡のサポーターの皆さん、スポンサーの皆様最後まで応援よろしくお願いいたします」