今季最多で72試合を戦うレアル・マドリー、アンチェロッティ「シーズン途中で個別にバケーションを与えるかもしれない」

AI要約

カルロ・アンチェロッティ監督は、ラ・リーガ開幕節に向けて王者を守る意気込みを語る。

レアル・マドリーはUEFAスーパーカップで初タイトルを獲得し、クロースの不在を感じつつも満足感を得ている。

アンチェロッティ監督はシーズン中に選手たちにバケーションを与えることを検討しており、センターバックの補強は行わない考えを示す。

レアル・マドリーは18日にラ・リーガ開幕節、敵地ソン・モッシュでのマジョルカ戦に臨む。前日会見に出席したカルロ・アンチェロッティ監督は、王者を防衛することに意気込みを示している。

「ラ・リーガが始まるね。昨季、ふさわしい形で獲得したタイトルを保ち続けたい」

「マジョルカとの試合ではいつも苦労を強いられる。彼らは監督を交代したが(ハビエル・アギーレ監督からジャゴバ・アラサテ監督に)、新監督も素晴らしい能力の持ち主だ。勝つためには、しっかりと戦わなくてはいけない一戦となる」

ミッドウィークにUEFAスーパーカップ、アタランタ戦に2-0で勝利し、今季初タイトルを獲得したレアル・マドリー。MFトニ・クロース引退後、初めて臨んだ試合だったが、アンチェロッティ監督はある程度の満足感を得たようだ。

「クロースなしの初戦はうまくいったように思う。彼の不在はどこまでもさみしく感じる。特別な選手だったからね」

「違うトニを探すのは不可能だ。だからこそチームは異なる長所を伸ばさなくてはいけない。決して悪いことではないよ。一つのことに慣れてしまえば、少しモチベーションを失ってしまうからね」

FWキリアン・エンバペが加入したレアル・マドリーは、アタランタ戦で4-3-3のシステムを採用。初期ポジションがトップ下だったMFジュード・ベリンガムは左インサイドハーフとなったが、イタリア人指揮官は実質的なポジションが変わっていないことを強調している。

「ベリンガムのポジションは昨季終盤から変わっていない。これまでも中盤の左サイドでプレーしてきたし、変化はしていないんだ。ときにビルドアップを助けるために下がらなくてはいけないが、攻撃的な役割は同じだよ」

UEFAスーパーカップで優勝したレアル・マドリーが、今季残すタイトルは6つ。ラ・リーガ、コパ・デル・レイ、チャンピオンズリーグ、スペイン・スーパーカップ、インターコンチネンタルカップ、そして32チーム参加のクラブ・ワールドカップだ。

すべてのカップ戦で決勝までたどり着けば合計で72試合を戦うことになるが、アンチェロッティ監督はこの尋常ではない試合数を受けて、シーズン中にバケーションを与えることも検討しているようだ。

「いくつか検討していることがある。選手たちには休みが必要だ。だからシーズンの途中、選手たちに個別にバケーションを与えるかもしれない。1週間、1人の選手をプレーさせず、家族と休暇を取ってもらうなどね」

レアル・マドリーはセンターバックの不足が指摘されるが、補強はこれ以上しないようだ。

「陣容は完成している。センターバックは必要としていないよ。アラバは順調に回復しているし、若手たちの準備もできているからね」

「残念なことにジョアン・マルティネスは負傷してしまったが、しかしジャコボもアセンシオもいる。彼らはいくつかの試合で貢献してくれるかもしれない」