「レスリングはいつもそこにある」須﨑優衣に大金星も失格で引退発表したインドのビネシュが早くも復帰を示唆

AI要約

パリ五輪女子レスリングフリースタイル50キロ級のインド代表ビネシュ・フォガトは、引退を撤回する考えを示唆。

ビネシュは須﨑優衣を破り大金星を挙げ、決勝進出まで果たすも体重超過で失格となる。

ビネシュはSNSで引退を発表するも、未来への希望を持ちながら引き続き競技を続ける決意を示す。

「レスリングはいつもそこにある」須﨑優衣に大金星も失格で引退発表したインドのビネシュが早くも復帰を示唆

 パリ五輪女子レスリングフリースタイル50キロ級のインド代表ビネシュ・フォガトは日本時間8月16日に自身のInstagramで引退撤回を示唆した。

 1回戦で東京五輪金メダリストの須﨑優衣と対戦。下馬評を覆し大金星をあげたことで注目を集めたビネシュは、勢いそのままに決勝戦まで駒を進め、銀メダル以上を確定させたかに見えた。

 しかし、決勝前日に約2キロの体重超過が判明。血抜きや髪の毛を切って減量に努めたが、当日の早朝に実施された公式計量で規定重量を100グラム超過しまさかの失格となった。

 その後ビネシュはSNSで引退を発表。また、大会後にはスポーツ仲裁裁判所へ失格処分への異議申し立てと銀メダルの権利を訴えたが棄却されていた。

 ビネシュはInstagramに長文で自身の考えを投稿。両親やサポートスタッフへの感謝を述べ、以下のように綴った。

「もしかしたら、2032年までプレーする自分を見ることができるかもしれない。なぜなら、自分の中の戦いやレスリングはいつもそこにあるからだ。私の未来がどうなるのか、そして次にこの旅で何が私を待っているのかを予測することはできませんが、私は常に自分が信じていること、そして正しいことのために戦い続けると確信しています」

 須﨑を撃破したことで、結果はともかく実力は世界中に見せつけることができたビネシュ。今後も彼女のレスリングが見られることを期待したい。

構成●THE DIGEST編集部