【甲子園】健大高崎名物の「はかま応援」が今夏から初解禁! たすきで袖を上げて暑さ対策

AI要約

健大高崎のはかま応援が今夏から解禁され、応援部が活性化している。

部長がはかま着用を強く訴え、対策を取ってはかま応援を実現。

入部希望者も増加し、着付けや全力で応援する姿が注目を集めている。

<全国高校野球選手権:健大高崎-智弁学園>◇2回戦◇14日◇甲子園

 健大高崎の名物のはかま応援が、今夏から解禁されている。応援部は7年前から、はかまでの活動を開始。ただ、暑さへの懸念から、夏の大会ではポロシャツを着用していた。

 だが今年、部長の浅野羽奏(わかな)さん(2年)は「県大会の決勝と甲子園はどうしてもはかまで」と塩沢光平先生(33)に直談判した。たすきを巻いて袖を上げる、守備時間は別室で休憩を取るなどの対策を取り、今夏初めてはかま応援が実現。群馬大会決勝では、甲子園春夏連覇への挑戦権獲得をアシストした。

 今春のセンバツ優勝が、応援部の活性化につながったという。「学校関係者からも『目立つね』と言ってもらえます」と塩沢先生。例年の新入部員は2人~4人だが、今年は6人が入部。センバツから取り上げられる機会も増え、はかま姿に憧れた入部希望者が増えたいう。現在は1、2年生の計12人で活動している。3年生は受験勉強のため県大会で引退となる。

 入部後は「応援」よりまず「着付け」の練習から始まるという。浅野さんは「意外とみんなササッと簡単に着付けできるようになるんですけど、きれいに着付けるとなると難しいんですよね」と話す。

 はかま姿でも、全力で声を飛ばす。健大高崎の攻撃が始まると、野球部員と同じように青色のメガホンをたたく。初回の先制時には部員同士で肩を組み、全力の笑顔で横に揺れていた。